著作者に対するマジックとは無関係な部分への感想、場合によっては攻撃、そうしたものは一旦、地面に置きましょう。さもなくば、それは著しく不毛であるからです。
さて、本書。
コインマジックの本が刊行されたら前書きに必ず、「コインマジックの日本語書籍がほとんど存在しないのである」と鬼の首でも取ったかように書いてある事が多い。
当たり前である。こんな狭くて深い領域の書籍を作った所で売れないからである。
でも、それは日本の奇術の文化的な密度の優劣を語る指標とはならない。海外には芳醇で濃密な書籍と雑誌が山ほどある。それでいいのである。
本書が初学者向けではないことは、初学者がパラパラめくった段階で本人にも気付けるので心配ない。警告は不要である。でも、DVDがは面白いと思うのです。
この付録のDVDは、「ちょっと関係者が偶然集まってるとこで、わいわいやりながらギャラとかなしで台本もなしで気軽にちょっとやってもらったのを撮影しました!」という定義だと、思おう。でないと、息苦しい。
著作者の演技は、多くのレビューアーが書かれている通り、確かに、本書内部での高圧的なテンションとは裏腹に、大変ビビっている。その部分は読者は納得がいかないかもしれない。
あと、現状の潮流である、追われてもいないのに証明する必要はない、という正当で自然な理論に反している箇所が多いとも感じる。個々の演者は著名でありまた優秀なパフォーマーが多いが、古臭いものを古臭いまま演じていたりして、これまたコイン家の反感を買いそうだ。
でも、上記の定義付けでDVDを見れば、仏陀の如く平静でいられるから不思議だ。
マニアは多くを期待しない方が良い。
それでも、テクニカルタームを整理ている部分や刊行時点のコインマジック業界についての述懐などは、十二分に意義を見いだせる。そう思います。
名前の通り、全くのコイン初心者の方には面白い表現が沢山ありますので、楽しめると思います。「コインマジック事典」を通読していない様な方に、ですね。
しかし。
以下は、正直な感想ですし、インストラクションDVDはこうあって欲しいというユーザからの一般的な願望も含まれています。
DVD作品ですから、視聴するにあたっての正当な条件をみたすべき事は当然だと思います。ところが、作品通じて常に鳴っている強いホワイトノイズ。機材の操作音がカチャカチャカチャカチャずっと鳴っている。これは、ビデオカメラに備え付けのマイクをそのまま使っている事の証と言えましょう。
それらのノイジーな雑音はまず不快です。ヘッドフォンやイヤフォンで視聴する人にはより顕著であると思われます。
内容についてです。解説部分、ちゃんと台本ありますか?これもインストラクションDVDでよく感じることです。内容は決めてはいるものの、ダラダラと話がふらふらする解説。これも例に漏れません。
技法の解説でも、これまたインストラクションDVDが犯しがちな部分をこれも踏んでしまっています。全くの初心者の人が見ているであろう映像で、唐突に「コインをここに隠す」と言っても、有用性や技法のプライオリティが分からないと思うのです。
ミニマルなパフォーマンスを演じてから、そうやって使う、この位置からそこへ持っていく、という矢印だと私は思います。それによって初学者の自発的な思考と判断を促せるのです。
全編を通じて、理由ははかりかねるが挑戦的なニュアンス。マッスルパスを基本技法、という言説はやめて欲しい。こういった内容は、目眩がする程の個人的な意見なので、ここは参考までに。
初心者の方には、こういう手品もあるんだ、と知る手立てにはなると思います。
参考動画を観ただけで購入を決めました。演技部分だけを観て、欲する種類の物であった事に安堵しました。
福田庸太氏の初DVD。阪大の部は強力ですね。こんな方がいらっしゃるんですね。私は学生マジック擁護派です。よく学生マジックフェスティバルの批評が辛かったりする理由は、ある視点からは同意しますがそれは仕方がないことです。学生マジックにはその割合を引っ繰り返すほど才能が埋もれている訳です。
福田氏がそれをよく証明してくれている事も痛快ですね。学生には夢中に無心になれる時間がある。受業なんて行くわけ無い。部室かサークル棟か借りた教室で練習です。
さて、本題。
と言う前に前書きです。私はコインを中心に据えた世界でウロウロしています。隣の部屋の物音は聞こえるものの詳細は分かりません。
「コインズアキラズ」、「SICK」、「ステラ」、「モンスター」ときて「トリックサウルス」です。
正直に申し上げます。この大ボリュームにしてマニア納得の濃度とクオリティーの3枚組DVD。私、全てのExplanationを観ておりません。それには理由があります。
技法の手立てを知りたければ当然解説を見ます。そして、そこから練習へと向かいます。それは、ルーティーンを構成する単語の意味にあたる部分です。つまり、技法そのものはマジックではありません。技法は手段です。
解説を見てしまうと、もう観覧者には戻れません。観客としての目線を持つことは出来ません。出来たとしても初見のそれとは既に違う。それが如何に自然で如何に巧妙で、如何に・・・といったマクロ目線はもう持てません。
DVDを見る理由を言って下さい。
現代奇術の最新の技法を知りたいからですか?マニアの友達をビックリさせたいからですか?それとも誰にも見せないけど部屋で練習する為ですか?
何れも責められるような事ではないことは明らかのように見えます。それにしても。なんです。
このDVDは上記に挙げたDVDと同様、非常に優れたルーティーンが収められています。個々の技法については、専門家も唸るし「こんなことやっちゃうんだ」という新しい発見に満ちています。きちんとクラッシックが研究しつくされた先に、氏の才能と合流出来た結果が表現されています。
それに、「千鶴子のために」におけるパターや演技、キャラ作り、空気オペレーションに謙虚なギャグ、それらの具現化における、「ほらぁ~~!」の連呼。素敵です。氏がいっぺんに大好きになりました。お話がしてみたい。
コインのルーティーンでは、「ワンコインルーティン」と「スペルバウンド」、それから「スリーコイントリック」が面白いですね。
岩おこしについてだけ、我儘言わせて下さい。これは氏が解説でも「手慰みに・・」と言われてる通り、ドの付く素人でも10年くらい寝る前コインをいじってれば、偶発的に到達する、それを有益か否かと判断出来るかどうかは別として、着地できる場所でしょう。
氏の美麗かつ自然かつカッコいいコインの扱いとムーブの数々。うっとりします。しかしながら、その流麗な動きの背後にはとんでもない高難易度の技法が潜んでいます。
心配しないで下さい。難しい、と、出来るようになりたい、は後者の方がモチベーションに有利です。つまり、このDVDを初心者には勧めないまでも、中堅マニアなら習得はなんら難しいものではありません。FISMウィナー達のDVDに比べれば、の話ですね。
カード系に暗すぎて批評出来る才が欠如する為、詳しくは書けませんが、カードのルーティーンも楽しくとても不思議です。
2013年の日本の奇術レベルを確認しておきましょう。コインマン必携はおろか、クロースアップの研究家とパフォーマーは必ず見てください。そして、嫉妬してください。
キャプチャーを買いました。 商品が届いてすぐDVDを見ただけで練習はなしで出来そうなので、その夜いきなり実演しました
結果DVD通りに上手くできました。
みんなびっくりしておりまして今までで一番良かったと言われ
ました。 簡単です。 ぜひレパートリーに後悔しないと思います。
この商品は自分の技術だけで観客を驚きの世界に連れていくというところがいいと思います。凄く難しいですけど、もしできるようになったらあなたもマジシャンになったかのような不思議な世界にのみこまれると思われます。すごくおすすめしますし、いい商品です。かっててよかったーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
Theory 11から直接購入しました(フレンチドロップさん、ゴメンなさい)。動画を観て、「これスゴイ!」と思いましたが、難しいです。「難しい」ことを正直に書いているマジック・ショップはフレンチ・ドロップさんだけではないでしょうか(だから信頼が置けます)。
テレビを観ながら(このマジックDVDじゃないですよ)練習していますが、人前で演じるのには相当の「訓練」が必要かと思います。また、リング・サイズ選定が極めて重要です。
フラリッシュを習得しようと、
このDVDを買ったのですが・・・
大して、数が無かったです。
でも、他のフラリッシュ以外のやつは、豊富ですが
難しいw
技法好きな人にはいいかも?
このDVDは
DIAGONAL PALM PASS (DPP)
DIAGONAL PALM SHIFT (DPS)
という2つの「技法」について解説している
まず
DPP(ダイアゴナル・パーム・パス)であるが
現象としては
真ん中に入れたカードがトップに上がってくる
というシンプルなものである
クラッシクパスにリフルを追加した印象であるが
ちょっと、やりにくいかも?
本人(ALEX PANDREA)は、いとも簡単にやってますが
やはり初心者がやると、スムーズにはできません
ブレイクより上を、左手親指で斜めに押し下げるのが
難しいです
それさえできれば、あとはクラシック・パスと同様です
最後にリフルしてカバーするだけ
あまり実用性が認められないかもしれません
次にDPS(ダイアゴラム・パーム・シフト)ですが
「カードマジック辞典」の35ページにある
「ダイアゴラム・レフトハンド・パーム」に似ています
現象としては、
真ん中に入れたカードを、左手にパームしてしまうものです。
DVDの中では、本人が魔術のようにやってますが
これはちょっと大変です
真ん中にカードを入れて、それを回転させながら抜き出す
というテクニックが必要になります
この技法は実用性が高いかもしれません
もしマスターしたら、すごい兵器に転用できます
なにせ真ん中のカードを、いとも簡単にパームできるのです
でも自然にやるのは難しいな
「高級技法」ですね
以上、レビューでした
プレゼントしてしまうことが多い星型輪ゴムなのでまとめ買いしました。
色も一般的な色なので使いやすいです。丈夫さも全く問題ないです。輪ゴムマジックをする方なら2,3個は買っておいても良いのではないでしょうか。
絵札のデザインがなかなか面白い。かと言って悪目立ちするわけでもなく表は非常にシンプルで使いやすい。
使っている色も少なく、赤が少し暗めの赤なので目にうるさいことも無くて洗練されている印象。
裏面は真っ黒の中に小さいロゴが二つだけ、と非常にシンプルでスプレッドしたときもかっこ良い。しかし真っ黒一色なのでシワが目立つかも。
質も滑りやすく裁断もよく、手に引っかかる感じが全くない。ブラックタイガーを愛用している自分にも使いやすいと感じるデックである。
新定番と言ってもよいだろう。
こんなアンビシャスのクライマックスが欲しかった!
こんな不思議なマジックが欲しかった!
こんなにビジュアルな現象が欲しかった!
こんなに完成度の高いマジックが欲しかった!
こんな実用製があるマジックが欲しかった!
その夢を叶えてくれるのがWOW2です。
すばらしすぎる!最高!
この商品は他のレビューにもありましたが、
実践向きではありません。
しかし、これを友達のマジシャンに見せてみたところ
かなりの反響がありました!
僕も、これ見たときは、ほんとびっくりしました。
そして、種を知るともう1度感心できます。
さすが、益田さんと思い知らされました(笑)
しかし、やっぱり、一般人に見せると、
なんか現象が分からない人が出てきます。
現にぼくはそうでしたw
それに少し使いづらいですね(汗)
だから、そこで-1ですね。
しかし、マジシャン受けには半端ないし、種にも感心するので
買ってみてはいかが?
商品が届いたその日にレビュー書くのは初めてです。
そのくらいのインパクトがありました。
高級感溢れるチップ。それぞれの色も綺麗でした。
白黒チップの場所が変わる現象を何度か行うと、お客様は「あ〜わかった(笑)」とタネを察します。
私の場合はそこで一度種をバラして、「でも人間の目というのはいい加減で・・・」と一言添えた後、4色に一瞬で変える手法を行いました。
マジックの1番目に記憶力のテストです、などと言って始めるのもいいかもしれませんね。
というタイトルを書かせていただきましたが、本当にそんな現象を生み出す事が可能です。
そしてこのマジックの醍醐味は物語を作る過程です。
お子さんや女性など、割とファンタジー物が好きそうなお客様を相手に演じるとウケが良いようにも思えました。
DVDの手順にも抜かりが無く、短時間で習得する事が出来ました。
僕は、結構レストランなので、
ストリートをするのですが、
「じゃあトランプを使います」などといって、普通に
ケースから出すのがなんだか地味?でした。
がっ!
このサドンデック3のおかげで立派なオープニングを
飾れました!!しかもこれをすることによって
観客からは、「おっ!この人はすごいぞ!」と思ってくれて
とてもいいです!
しかも、角度にも耐えられるから、これほど
良いオープニングはありません!!
解説が丁寧すぎる。
だから、いちいちDVDを見直す必要がないです。
しかも、意外と簡単にできて
インパクト抜群!
これは結構使えます。
しかし、日本語字幕がないので-1で