「自作できるか?」と質問されたら「できる」といえるようなもので、何度も使用したら使えなくなってしまう可能性があります。
現象は、本当に動画通りでオープニングにはもってこいでしょう!現象は満点!しかしギミックが自作可能であり、値段と釣り合ってないのでマイナス2点といったとこでしょう。
このカードも私の手に馴染んだカードです。理由はほかのバイシクルデックに比べて軟らかさがあるからです。リフルシャフル・フェイロ・シャフル、トップショット・・・これらの技のやりやすさといったらありません。私は軟らかいカードを求めていたのです。それゆえこのSTUDが気に入っており、私はマジックにも使用しています。
欠点は、絵札のデザインが独特で、フェイクカードを使いづらい点でしょうか。しかし、Guy HollingworthはこのSTUDでWaving the acesを行っていたあたり、デザインに無理に神経質になる必要はないのかもしれません。実際、このデックで「カルテット」のフェイクカードを使っても相手に気づかれませんでした。
バイシクルで弾力が強いと考える人にとってこのデックは完璧なものとなるでしょう。逆に言えば腕力のある人にはしなりすぎる感があるかもしれません。私は大のお気に入りなので評価は5にしました。
観ているだけで楽しいDVDです。映像や音楽のクオリティ、編集のセンスなどは今までのマジックレクチャー系DVDとは一線を画すもの。収録されているマジックも幅広く、非常に実用的なものが多いです。難易度には幅がありますが、演じてみたいと思う現象が少なくとも1つは必ず見つかるでしょう。さすがはデヴィッド・ストーン!と溜め息が出ること受け合いです。レクチャーパートは言語による解説なしで分かるように構成されているので、英語・フランス語のわからない方でも問題なく理解出来ると思います。おすすめです。
トーン&レストア現象はいくつも手順が発表されていますが、ガルシア師のこの手順がもっとも実践的ではないでしょうか。事前準備がほとんど不要で、しかもフレンチさんの評価では難易度星4つとなっていますが、技術的にはマスターするのにそこまでの困難を要するものでもありません。演じる際に観客からどう見えるか、角度的な部分での難易度はあるかと思いますが、そこは演技を重ねることで解決出来ると思います。観客ウケも抜群なので、覚えておいて損はないでしょう。おすすめです。
テンヨーは本当に面白い商品をリリースします。これが即観客相手のショーで使えるかというと疑問符はつくかと思いますが、自分で演じていて楽しい類の現象です。ギミックのカードがバイシクル柄でないので多少の使いにくさはありますが、バーなどで一発ネタとして披露したりする分には問題はないでしょう。ギミックは照明に気をつければ意外にバレません。
正直なところ、勘が良い観客にはすぐバレるかと思います。ただ、これを演じるシチュエーションを考えると、おそらくはお酒のある場がほとんど。そういう意味では雰囲気作りという意味をでなかなか使えるマジックだとも言えるかと思います。またジョークのつもりで演じてみたら相手が予想外に驚くということもしばしばなので、持っていて損をするということはまずないでしょう。
このマジックの原理自体はよく知られているもので、一般向けのマジック本にも解説があるようなものです。テクニックも不要。しかしながらその演出の過程が非常によく考えられており、しかも意外性満点のオチがあるので観客ウケは抜群です。演者にとって難しいマジックが必ずしも観客にとって最良のマジックではないことを示す典型と言えるのでは。
これは素晴らしいマジックです。 フォースのアイディアも非常にユニークなもので、他に色々と応用が利きそうです。それでいてほとんど技法は不要という素晴らしさ。これを観た観客の驚きようは筆舌に尽くしがたいものがあります。おすすめ!
賢い!さすがはビル・ゴールドマンといったマジックです。シンプルながら強烈な現象、しかも演じやすさ抜群。ノーマルデックで技法を使って同様の現象を起こすことは可能ですが、こちらの方が手っ取り早くしかも改め可能という素晴らしさ。おすすめです。
信じられないほど簡単に、そして信じられないような反響を得ることが出来るパケットトリックです。不可能性の高いトランスポジションと予想外のクライマックス、それらがほとんどテクニック不要で演じることが可能。唯一エルムズレイカウントが出来ればより効果が強調はされますが、絶対に必要というわけではありません。リセットは簡単でテーブルホッピングにも最適。言うことなしの逸品です。
貫通系の現象というのは観客ウケが非常にいいものです。これに関しても同様ですが、ライターの構造上タバコを貫通させる位置がやや下側になりすぎるのが、ギミックとの関係で多少の演じにくさを生んでしまっています。また手渡しをするとほぼ100%バレてしまうような構造ですから、出来ることならスイッチ用のライターが欲しいところ。しかしこの模様のライターは売っていないので自作が必要…とちょっと実践的でないのが玉に瑕でしょうか。一発ネタで演じる分には…程度に考えておいた方が良いかと思います。
普段タバコを吸う方であれば迷わず携帯すべきマジックでしょう。ありふれたタバコの箱を利用するの『いかにも仕込んでいました』感がないのも好印象。付属の商品からすると多少値段が高いようにも感じますが、自分好みのタバコで比較的簡単に自作することも可能ですし現象の面白さを考えたら納得かと思います。演技の難易度も低く、誰にでもおすすめ出来る逸品と言えるのでは。もっとも昨今は嫌煙傾向が強いので、演じる際には周囲の環境に十分気をつけた方がいいでしょう。
何か一つだけマジックを演じて見せて、と言われたらこれを真っ先に候補に挙げるべきです。テクニックは一切不要で、トークや演出面が重要となるマジック。現象は強烈で、これを観た観客は例外なく驚きの声(こちらの予想以上の)をあげます。アイディア自体は思いついた者勝ちというようなシンプルなものですが、それゆえ現象の不思議さが増しています。
素晴らしいインパクト。まさに人間の『眼』の性能の弱点を突いたトリックです。難点といえばこれを演じた後に『私のお金でもやってみせて』と言われることが多い点でしょうか。前後の演技をどうするかを熟考してルーティーンに組み込めば強力な武器になってくれると思います。セロに代表される超能力系現象が流行している昨今ならなおさらウケるでしょう。
とても面白い本です。筆者のカードマジックへのアプローチが明確で、過去の名作に対する真摯な取り組みがとても良く伝わってきます。改案がいわゆる『改悪』ではなく『改善』になっている点も素晴らしい。ただ、巷で評価の高い『山火事トライアンフ』は個人的には今ひとつと感じました。確かに素晴らしい発想ですし混ぜてる感はかなりあるのですが、その過程に多少の不自然さが否めません。本当にあのようにぐちゃぐちゃに混ぜる場合の仕草とのギャップが大きいように思います。どちらかというとマジックを知っているマニアほど驚いてくれるという現象ではないでしょうか。とはいえ全体の完成度は極めて高い一冊ですので、カーディシャンの方にはおすすめ出来ると思います。
ギミックに一箇所、というかそこが全てというか、
見切られそうで、これでいいのか? と思う部分がありますよね。
アクリルの塊でも途中バレしないから、大丈夫かなとも思ったのですが、
小心者なので作り直しました。どの道練習だけでクタクタになりますし。
簡単に自分の納得がいくものを作ることができますので、
ヒヤヒヤしながら演じるよりも憂いを取り去って、堂々と演じましょう。
収録されている中でカラーチェンジ、スプレッドバランス、シマウマの3つはユニークですね。前2者はちょっと演技中での使いどころに迷いそうですが、シマウマは相当賢いうえに現象もインパクトあります。このDVDの華と言えるでしょう。逆にアンビシャス、トライアンフ、リセットに関しては他にも優秀な改案が色々と発表されているので、バリエーションの一つとして参考にするくらいのつもりで観るのが良いかと思います。全体に紀良師自身は説明足らず的なところがあるのですが、ゆうきとも師と岸本氏がそれを上手に補ってくれているので全体のバランスは良い感じかと。比較的難易度が高いので中級者以上のカーディシャンにおすすめです。
いわゆる『レクチャービデオ』としての完成度という意味ではゆうきとも師のものの方が秀逸です。紀良さんの言葉足らずな部分は聞き手の岸本氏が上手に補っており分かりやすくなってはいますが、全くの初心者には用語も含めて意味がわからないことも多いでしょう。しかし、オリジナルの技法や辞典に載っているようなクラシックの改案のアイディアにはキラリと光るものが。ある程度カードマジックに親しみのある方ほど『なるほど!』と思う瞬間が多いのではないかと思います。中でもシバザクラ・コインシデンスのインパクトは強烈。この現象のためだけにこのDVDを購入する価値は十分あるかと。
まさに魅せるマジックのオンパレード!テンポも良く観ていて飽きません。‘テクニカルなコインマジック講座’で披露したコインバニッシュも詳しく解説されているし、Nerdは必見です。カードマジックにおいても新たな発見があり、満足の一本です。