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ユーザーレビュー

MiG_D2さんが書き込んだ商品レビュー

スティール・プレイングカード
裁断が全てを台無しに
星

スティール・プレイングカード


ベタ塗りでもない、派手でもない、地味でもない、パステルカラーの小さなドットパターンは一見するとかわいらしくて「マジックをする」という肩苦しさをすこし和らげてくれるように感じる。
これはBocopoの秀逸なデザインが成すところだろう。見た目は100点。

しかし…なんだろう、この紙質は?
良くも悪しくもいつものBocopo、いつものUSPCC、どうせファローは入らないだろうとタカはくくっていたが、どうやら今回はそうじゃなかった。
The・繊維とでも呼ぶべきだろうか、サイドがボロボロ。
裁断機の刃を研いだほうがいいんじゃないだろうか?
まあまあ、私が1個しか買ってないから個体差かもしれない。
USPCCのカジノクオリティとはこんなものだったかと疑う仕上がりだった。

しかしまあ、ボックスの一切の飾りのなさやパステルカラーのカードバックなど、デザインは良いのでゲームで使ったりする用にはオシャレで良いものに見える。
コレクション用に買うならぜひオススメしたい。

ピュア・プレイングカード
噂のデックと同じかそれ以上
星

ピュア・プレイングカード


多少の知識がある人なら、商品概要を読んだだけで複数買うのは確定。
薄く柔らかく質が高いと噂になった
「FISM ASIA 2017」(通称、岐阜デック)
と同じ紙とフィニッシュだからだ。
こちらは数百円安いだけだが、この品質を普段使いするなら、その数百円は大きな差に繋がるだろう。
さらにこちらは岐阜デックと比較して「カードバックに特別感がない」点でその優位性を確保できる。
NOCに似たミニマリズムはマジックの公平性を際立たせ、カーディストリにおいても演技の邪魔をしない。

個人的には100点をつけたいが、ひとつ注意点。
ジョーカーは「グレーが1枚、ボックスと同じ色のものが1枚」
と、共通ではないので演技に必要な人は複数購入すると良い。
どちらにせよ、何個買っても絶対に損はしないだろう。

NOC ギャフ・デック
どのシーンで使うか
星

NOC ギャフ・デック


もしあなたが神経質な観客を相手にしているなら当然NOCの使用は避けるべきです。逆にずぼらな観客を相手にしているなら通常のNOCを使っても問題ないでしょう。
このGAFFを使うなら、そのどちらにも気をつけなければいけません。

まずどのシリーズのNOCにも言える事ですが、黒が違います。
薄い黒、濃い黒、濁った黒、世界中で何度も作り直されたBLACK NOCは紙質もインクも一致しません。
もしあなたがUSPCCのBLACK NOCにこのGAFFを混ぜたなら、その日のうちにマジシャンを引退することになるでしょう。

そしてもうひとつ。残念なマーキングシステムです。
NOCのマーキングは優秀なはずなのですが、なぜこのGAFFはこんな事になってしまったのでしょうか。
あのさり気なさが消え失せ、主張が激しいものに置き換わっています。なぜ?
強いて言うなら重要なキーカードを一発で探し出せる、設計者からの優しさでしょうか。観客から見てもわかりやすい!ああ設計者よありがとう。

…つまりNOCと名のついた、ただ黒いだけのGAFFデックです。
薄暗い大人びたBARなんかでさらっと演ずるにはいいかもしれませんが、明るい場所で使うのはリスクを伴います。

アイデアルデック
マジシャンの使用に耐え…え?
星

アイデアルデック


高額商品になりますが、はっきり言ってひどい出来。
身内にも貸し与えましたがあまりにも酷く、突っぱねられて返ってくるレベルでした。

良い点
・ボックスを覆うビニールが斬新で開けやすい
歯磨き粉のビニールのような、点線が入っていてピリピリ…とあけるあの感じ。かなりスピーディに開けられる。
・シールレス、ロングフラップで即座に演技に入れる…?
・ジョーカーが共通デザイン
・賛否両論あるが個人的にはこの薄くてしなるが硬い紙質は好き

悪い点
・カードゲームのように謎の帯がデックに巻いてある
外箱の開封速度が良かったのになぜこんなものが?
・帯のせいかはわからないがカードが山なりに反っている
・エンボスのバラつきがあまりにひどい
1枚はUSPCCのような、1枚はTWPCのような、1枚は100均のプラのような、はっきり言って不快になる統一性のなさ。
当然滑りにも難が出てきて、それはファンが広がらないという致命傷にもなる。
・裁断面が綺麗すぎる
これは気に入った点でもあり、苛立った点でもある。指が切れるのではないかと言うほどに美しい裁断面。
故に指が滑りパケットを割る事すら困難、さらにはファローが1枚目すら無傷では噛み合わないという落とし穴。

総評
ボックスだけは完成度が非常に高く、開封時のストレスのなさは今世紀最高かもしれない。
が、どの層をターゲットにしてるのかわからないデックの質の悪さ。
いやカードの質は良いのだろうけれど、詰めが甘すぎて使い物にならない。

同じ価格帯(レビュー当時1500円)の他のデックであれば、ダブルバック、ブランクフェイスの両方
あるいは片方だけでも入っている事が多いが、このデックは誇大広告カードが1枚のみと少し残念な感じ。
コレに関してはほぼサービス的なカードにあたるので評価点数には加味していない。


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