レナートグリーンとダニ・ダオルティス。
かつてこれほどまでに強力なタッグはあったでしょうか? カードマジック界の二大巨頭が夢の共演です。
高次元な理論と技術でカードマジックの新しい道を切り開いてきた2人。カーディシャンなら知らぬ者はいないでしょう。彼らが己のオリジナル作品、技法を披露します。
2枚組のDVDには、個々のパートと、セッションのパートに分かれています。個々のパートでは、自慢の作品や技法を厳選して紹介。まぁ、どれも不思議です。外れはありません。キラートリックを仕入れたい方は、ぜひどうぞ。このDVDで外せない、いやマストなのがセッションのパート。お互い教えあったり聞いたりと深堀していきます。話の流れから、こんなのもあるよと自分の引き出しから引っ張りだすことも。下記の動画は、セッションのラストシーンです。お互いが認め合っているからこそ生まれる空気感が出ていると思います。
内容は良いです。ただ、1つケチをつけるとするなら、上級者同士なので解説があっさりとしている点です。ある程度の基礎知識は必要となります。技法をしっかりと身につけたい方は、別途彼らのDVDをご購入ください。
カードマジック中・上級者なら満足して頂けることでしょう。
- Red-Black Predictions
- 観客にデックをシャッフルしてもらったら、2つの山に分けます。マジシャンは、赤と黒のカードの枚数差を当てます。
- Magic Square
- マジシャンは予言のカードを1枚裏向きで出しておきます。観客にお願いし、4×4のマス目に1~16の数字を入れてもらいます。別の観客にその中から4つの数字を選んでもらい、その合計の枚数目のカードをデックから取り出します。そのカードが、みごと予言と一致しています。カレンダーを使った方法も解説。 ※解説のラスト1分15秒間は音声が消えております。ただ、トリックの理解には大きな影響はございません。ご理解のうえ、ご購入ください。
- Magic Way
- 観客が適当に取った枚数によって選ぶカードを決めます。そのカードが予言されています。
- Back at the Time
- トーン&レストアードカードを時が戻る演出で行います。ただ復活するのではなく、観客が言った枚数目から出てきます。
- Poker Hand
- マジシャンはポーカーの話をします。観客にデックをよくシャッフルしてもらい、その中から5枚選んでもらいます。そのカードを見ると、強い役である4Aです。
- Miscellaneous
- Swith while rotating
- Lennart's Cull of Aces
- Switch in the hands
- Switching by Snap Deal
- Snap Deal on the Deck
- Multiple Switch while turning
- About Snap Deal
- Snap Deal por switching Cards
- Used to control one or more cards
- Dani Daortiz's Trifusion
- The Electricity(gag)
- False Count
- レナート・グリーンお得意のスナップディールを使ったフォールスカウント。手元のカードをテーブルに配りますが、いっこうに減りません。実演のみですが、やり方は分かると思います。
- Separating Color
- よく混ぜたデックを表向きで持ち、2つの山で分けます。適当に分けているように見えますが、それぞれの山を見るとしっかりと赤黒で分かれていきます。実演のみです。これもスナップディールを使っています。
- A Magic Count
- マジシャンは10枚のカードを円形に並べます。観客が自由に選んだカードを元に決めた数字で、10枚のカードから1枚ずつ減らしていきます。最後に残ったカードが、予言と一致しています。
- The Bet
- カード当てですが、候補を絞る度にお金を掛けていきます。もし失敗したらそのお金は観客のものです。マジシャンは手持ちの金をほとんど掛けてしまいますが、最後は見事に観客のカードを当て、お金を回収します。
- 10th Open Predicition
- マジシャンは赤裏のデックから予言のカード3枚を取り出します。観客に1~52で好きな数字を聞いたら、青裏のデックを渡し、その数字分カードを配ってもらいます。予言を見ると、同じ数字が3枚あります。観客のカードは、予言と同じ数字で、しかも予言に足りないスートなのです。
- Session
- False Rosseta Shuffle
- Undoing the Shuffle
- Thoughts on Shuffles
- False Riffle Shuffle on the Table
- False Cut
- False Hindu Shuffle
- False Overhand Shuffle and Multiple Cuts
- Multiple Cuts on the Table
- Angle Separation
- Angle Separation (version two)
- Session
- Control of Suits
- Chaotic Control of a Card