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ユーザーレビュー

松葉カニ太郎さんが書き込んだ商品レビュー

小川心平のライブショー2005
楽しいショーマジック
星

小川心平のライブショー2005


 少し下品な面はありますので、好き嫌いの分かれそうなマジシャンです。でもこの人はすごいと思います。自分だったら、アンビシャスカードやトライアンフなどのマジックが分っている人8割以上の中で、マジックをやると思ったらぞっとしますからね。その中で笑いをとって1時間も場を持たせるのは、やはり並大抵のことではないと思います。

 残念なのは映像がホームビデオのような作りで、荒くカメラアングルもいけていません。手元がはっきり見えない部分もあり、この人の良さを十分に伝えられていないと思います。

 ただしゃべりなどは、おもしろく笑えます。また演技も参考になる部分もありますし、不思議なマジックも演じられています。

 このようなパフォーマンスだけのDVDも、少ないですから、貴重なものだと思います。なかなか楽しめる内容だと思います。

セルフワーキングマジック事典
不思議な名作が詰まっている
星

セルフワーキングマジック事典


 よくよく見返してみると、本当にいいマジックが多数収録されています。外国製のメンタルDVDで、粗悪なトリックばかり解説しているのを見ると、これがいかに優れた書物かを、再認識させられます。

 そしてレパートリーに入るトリックも、多数収録されています。一例を挙げると、冒頭にある「パテオフォース」を使用したマジックや、「ポジネガティブカード」ですね。またふじいあきらさんもTVで演じた「ごちゃまぜ予言」も収録されています。

 他にも「ダウンアンダー」を使用したマジックや、「フェローシャッフル」の原理を生かしたものなど、本当にいいものが多数収められています。

 マジックは本来、現象を見ないと不思議に感じないものが多いですが、これは現象を読んだだけで不思議に感じます。逆にこれを映像でみたら、不思議過ぎてまったく分からないと思います。

 唯一弱点としては、ビジュアルなものではないですから、不思議なんだけど、自分が思っているより受けないということですね。やはりアンビシャスカードのようにビジュアルな物の方が、お客さんは好きですからね。

 しかし非常に使えるマジックが、こんなに収録されている書籍も珍しいです。間違いなく知識の幅が増え、勉強になります。また読みやすい内容で、すらすら進んでいけるのも好感が持てます。読んでいない方は一読されることをお薦めします。


 珠玉の傑作マジックが集合していますから、楽しめる内容です。ただ収録映像が、デモ動画で見られるものと同じなのが残念ですね。せっかくフレンチドロップで撮影しているなら、お客さんの前で演じてみて、それで反応の良かったものを編集して、DVDにした方が良かったのではと思います。私が益田さんなら、そのようにしてDVDに少しでも付加価値をつけますね。

 ただそれ以外は本当に良質な内容です。ボーナストリックが4品収録されていますから、普通のレクチャーDVDでは7作品前後で4,000円位というのを考えれば、決して悪い買い物ではないかと思います。

 ビルチェンジもサムチップを使用しない方法で面白いと思います。また商品化された、ダーマスダデックまで解説されていますからね。さらに作るのは難しいですが、マジックペンの大きさが変わる作品は、すごいと思います。衝撃映像ですね。なんでこれは商品化されなかったのか不思議です。

 改めて見返してみると、おもしろい作品ばかりですね。益田さんにはこれからも、パワフルな作品をリリースしてくれることを心待ちにしています。

隠してもムダ
アイデアは一級品
星

隠してもムダ


 さすが益田さんという感じで、アイデアは斬新です。ここに着眼するのかと、関心します。このマジックを不思議に見せるために、益田さんが試行錯誤したのが伝わってきますね。そして、このようになったのだろうと想像できます。この解決法は今まで知りませんでしたから、なるほどと唸ってしまいました。

 ですが、欠点も大きいかなと。他の方にもあるとおり、手軽にできる感じではないんですよね。実際に演じるとしたら、やはり準備のいらないマジックの方が楽チンですからね。また、消耗品ということがマイナスポイントです。

 メチャクチャ不思議ですから、素晴らしい作品ではあるのは間違いないです。益田さんの偉大な頭脳に敬意を表して、星4とします。

インビジブル・デック
応用範囲の広いスペシャルデック
星

インビジブル・デック


 定番中の定番なんですが、これは応用範囲の広いトリックデックなので、誰にでもお薦めできる商品ですね。基本は、お客さんが指定したカードのみ、表返っている現象ですが、それ以外にも様々な用途が考えられます。

 個人的には、ヘンリーエバンスの使い方がお薦めですね。サムシングモアザンイリュージョンの1巻に、解説されています。私はこのマジックを大変重宝しているため、インビジブルデックはずっと愛用しています。

 使い方を変えるだけで、これだけいいマジックに生まれ変わるのは、マジシャンとしてうれしい限りです。

 ノーマルな使い方としては、テレビでセロが演じていた方法が、ベストではないでしょうか。カクテルシェイカーを用いて、元々全て裏向きだったトランプが、それに入れて振ると、裏表が交互になり、再度入れて振ると、お客さんが言ったカードだけが、表向きになり、残りのカードがまた裏向きに戻っているという演技です。

 インビジブルデックの特性を、最大限生かした使用方法で感心しました。カクテルシェイカーを使用することにより、マジックの高級感も出ますしね。一般のお客さんにとっては、相当すごいマジックをみた気分になると思います。

 価格も手ごろで、使用方法によって可能性が広がるこの商品はマジシャンには手放せない相棒ですね。素晴らしい商品です。

コントロール・フリーク
素晴らしいコントロールですが・・・
星

コントロール・フリーク


 目新しいコントロールばかりで、大変勉強になります。またトップだけでなく、セカンドやボトムへのコントロールや、リバースなども解説されてあるので、タメになります。

 しかし最大の欠点は、この技法が難しいことです。マスターしようと思ったら、パスやワンハンドシャッフルを習得する位の、期間を要すると思います。

 そんなにコントロールばかりに時間を割けないよって感じですね。バーマジシャンのほとんども、ダブルカットでコントロールしていますし。個人的には「パス」と「カル」でコントロールしているので、これをマスターするのは諦めてしまいました。

 言い訳になりますが、収録されているどの技法も、手が大きくないと、やりにくいかと思います。パームを使うコントロールは、個人的には馴染まないです。

 ですから、腰を据えてじっくり取り組める余裕のある方はいいですが、そうでない方は、観賞用になると思います。ただマスターできなくても、見る価値は十分あります。こういうコントロールもあるのだと、知るだけで楽しめます。

 超上級者や、手の大きい方や、普段からパームを使うことが、苦にならない方にはお薦め出来るのではないでしょうか。

 素晴らしいコントロールであることは、確かですが、そのような難易度の点がネックになっているために、★4とします。

ファクトリー・シールド・スベンガリ・デック
すごいトリックデックなのですが・・・
星

ファクトリー・シールド・スベンガリ・デック


 「インビジブル」やストリッパーは重宝するデックなんですが、これは使い道に困りますね。これも原理は賢いですし、一般の人にはすごい受けると思うのですが、やる気のしない典型的なトリックですよね。なぜですかね、マジシャンのプライドなんでしょうか。ノーマルデックを使うより圧倒的にすごいことが起こせるのですが、手垢が付きすぎているというか、やる気がしませんよね。

 初心者の時はこの原理に感動して、演じていたのですけれどもね。インビジブル同様、これを使った画期的な使用方法を、誰か考案しないかなと期待しています。自分でも考えているのですが、なかなか・・・。

 インビジブルでは、ノーマルな使い方以外にも、本当に優れた作品が発表されていますから。これでも何かありそうなのですけれどもね。そうしたら、またこの商品も注目を浴びるでしょうね。

メンタル・フォトグラフィー
演じる気がしないのは私だけでしょうか
星

メンタル・フォトグラフィー


 確かに、このフレンチの映像を見る限りでもおもしろいんですけれどもね、マジックをやっていればいるほど、なんかやりにくい商品です。

 この様な大胆なトリックデックが演じるのに、抵抗があると思うのは私だけでしょうか。良いマジックであることは間違いないのですが・・・。ここまで、現象がダイナミックだと、不思議なんだけど、明らかに特殊な仕掛がしてあると、お客さんだって分かるでしょうからね。

 一方「フェードアウト」も同様のトリックデックですが、あちらの方が普通のトランプが、真っ白になってしまった感じがしますからね。最初にカードも選ばせていますし、カードの一部であれば、触らせられますし。

 また同様の原理であれば、「キッズカード」の方が優れていると思います。ストーリーがあるので、そちらにお客さんの注意をそらす事ができますから。

 以上の理由から、演じない作品です。歴史的に見て、偉大な名作だとは分かるのですが、どうしても自分は演じる気がしないですね。

フェイドアウト
フレンチドロップの優れた解説書も魅力
星

フェイドアウト


 やはりカードがすべて白くなるというのは、幻想的でおもしろいですね。個人的には大好きな現象です。多くの方がおっしゃっているとおり、これでフィナーレにするのは、インパクトが強いですからね。

 また、フレンチドロップの解説書が大変優れています。これはロフトなどでも販売されていますが、市販の解説書だけでは、この道具の良さを、活かしきれていないと感じるからです。不思議さもフレンチの手順に比べれば大分劣ります。

 そして何より、フレンチの手順は改め方が巧妙です。本当に普通のトランプが完全に真っ白くなったと錯覚します。お客さんには「いつトランプをすり替えたんだ」とよく言われます。このような原理でやっているとは、見当がつかないみたいですね。裏表全部見たような錯覚がしますから。

 初めに普通のトランプと思わせることが重要ですから、王道ですが、演技の前にジョーカーを抜くような感じで、しっかりと改めることが大切です。またうまくデックスイッチ出来ればベストでしょう。

 この商品で、他店で販売している「ホワイトバイク」のような演技も可能です。(説明は割愛しますが、私はこちらの演じ方もよくしています)いろいろな演じ方のあるこの商品は大変素晴らしいです。一度買ってしまえば、後は別に商品を買えばこのデックを自作できますし、ともてリーズナブルで換えも効くところも魅力的だと思います。この映像どおりやるのは多少練習が必要ですが、大変お薦めできる商品です。


 これはマジックの面白さを再認識させてくれる作品ですね。チャンピオンになるのもうなづけます。この人は、本当にインパクトの強い作品を、多数生みだした天才ですね。私もトリネタに何度お世話になっているか、分かりません。

 特筆すべきは、単品の売りネタを解説してくれているので、とにかく現象が派手でおもしろい。またそれ以外のマジックも、本当にいい作品が多いです。その中でも、特に1巻がいいと思います。

 1巻では「パーフェクトトライアンフ」と「パーフェクトコントロール」が大変お薦めですね。これだけで、元が取れおつりがくるはずです。とても濃い内容です。

 2巻では「レッドアンドブルー」がいいです。これほどおもしろいオイルアンドウォーターはないですね。ギミックと技術の融合の傑作マジック。必見です。

 3巻では「ユースマシーン」がお薦めです。よく知られたトリックデックもこの様に使われると、とんでもなく、素晴らしいマジックになります。

 他にも売りネタでいえば、「オートマティックキング」や「チャイニーズマイザーズドリーム」「スリーカードモンテ」「トリビュートバローン」など面白い作品が目白押しです。

 商品ネタを惜しげもなく披露してくれているので、もしヘンリーエバンスの作品を買おうかどうか迷っているなら、このDVDを見てから考えてもいいと思います。フレンチドロップで、大抵買うことが出来ますから。

 音楽CDの豪華ベスト盤のような感じですので、大変お買い得な内容です。発表されてから、多少年月は経過しましたが、色褪せない名作群ですね。楽しくレパートリーが増える、最高の内容です。文句なしにお薦め出来ます。


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