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フレンチドロップ 「週刊スペルバウンド 757号」 (2022.07.15 up)

こんばんは。
暑さが日ごとに増していますが、#TONAME様はいかがお過ごしでしょうか。
当ショップもワタシの自宅もクーラーが古くて賞味期限切れになりそうで毎日恐怖の日々です。

さて本日はクラシック中のクラシック。
世界で最も古い奇術であると共に最も優れた奇術でもある「カップと玉」の話をしたいと思います。

紀元前2500年頃のエジプトのベニハッサンの洞窟の絵が「カップと玉」の演技をしているようだと
よく言われているのですが、今ではこれはパンのようなものを焼いている絵だと言われています。

紀元前二世紀頃の記述といわれているアルキプロンの「年代記」には彼が見世物小屋で見た「カップと玉」の奇術について書かれています。
ひとりの男がテーブルの上に皿を三枚置き、その下に小石をひとつづつ入れ、続いて三つの小石をひとつの皿の下に集めてみせた。
これを見たとき、驚きのあまり口もきけないほどだったと述べています。現代でも同じように見せられたら、口もきけない程驚かされると思います。

クラシックマジック「カップと玉」の奇術は原理的には今でも変わらない形で演じられており、最上級の現象なのです。

「カップと玉」。この奇術は優秀な奇術に必要なエッセンスがすべて備わっているのです。

まず現象が単純です。ボールがひとつのカップから別のカップに移動します。手に持っているボールがカップに移動します。そして最後にはボールはすべて消えてカップの下から大きな果物が現われます。あっという間のクライマックスです。

この奇術にはドラマのように起承転結があり、古典奇術としていつまでも残っていくのです。
今も昔も「カップと玉」では、演者は細い棒を持っていますが、今ではマジックウォンドと呼ばれてますが、昔はヤコブの棍棒と呼ばれていました。

棒自体には何の仕掛けもありませんが、奇術師の必需品である理由はふたつあり、ひとつはこの棒を振ると不思議な現象が起こる魔法の力を持った棒だと観客に思わせることと、もうひとつは棒を持つことによって手の中にボールを隠しもった手が不自然にみえないようにするという理由があるのです。

ところで何故「カップと玉」かと言うと、最近リード・マクリントックのカップ&ボールの手順を練習してるから……


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手に隠し持てば、手からポンポン連続でキューブ風のものが現れた風に見せれます。
皆さんご存知の通りルービック・キューブは立体かつカラフルで、視認性に優れすぎています。
離れた距離でも、出たらはっきり出たと伝わります。そういう意味ではプロダクションにもってこいですよね。
しかも連続で出て来たら、何か知りませんが凄そうな気がするじゃないですか。

あまり考えてはいけません。感じろ。的なところだと思います。

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マスター・クラスの第1巻セミオートマチック・ウェポンです。

その名の通り、セミオートマチックな作品が揃っています。
1発目に仏陀の格好で演出重視の軽いやつが来たので、動揺していたら、後半にいくにつれ、破壊力が増し増しに。
カオス系のカードマジックが多く、通しで見ていたら、本当に頭の中がカオスになりました。
どういうこと? なんでそうなるの?

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後書き


家の近くに深夜食堂に憧れて料理人になり、店の名前もしんやにしている料理人がいます。
店内に深夜食堂のコの字型? の厨房の写真まで飾っているにも関わらず、自分のお店の厨房は縦長です。

聞くと、いや憧れですけど、ほんまにあんな厨房の形やったら面倒くさいですよ。
一回一回奥行って、やってられないっすよ。とか言うふざけた人でした。

注文の取り方も深夜食堂スタイルで、自分が食べたいものを言えば、大抵作って出してくれます。
色々な料理を取り入れて、店独自の個性を持たないと本当やってけません。実は勉強熱心な方でした。
見習おう。という中身の無い文章で締めさせていただきます。


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