マジック事典の金字塔! マジシャンのバイブル!
20世紀以降のマジック史における最重要書籍です。
良質なマジックが体系的に学べます。お世話になった熟練マジシャンも多いのではないでしょうか。奇術研究家の棚には必ずあると思います。あいにく絶版になったため書店には流通しておりません。ですが、若い人でもこの本の名前くらいは聞いたことがあるかと思います。マジックをしていくうちに必ずと言っていいほど出くわす有名な本です。
紹介されている手品は約1,000種類。総ページは3,000オーバー。かなりのボリュームです。クロースアップマジック、サロン、ステージ、メンタル、イリュージョン、危険術など幅広い内容です。読み切るのに数か月は掛かることでしょう。
著者が「多くの手品師を育てることが目的」と唄ったように、とても実践的な内容です。初出版(※英語)は1926年とかなり前ですが、今見ても色褪せることのない名作がお楽しみいただけます。
一人前の手品師たるもの、覚えたトリックをただ演じれば良いわけではありません。マジシャンとしてのマインドも身につける必要があります。大事な心構えや、観客を楽しませる方法なども教えてくれます。このターベルコースから本物の手品師が多く生まれたことでしょう。
【発売時の定価】
1巻:5,500円
2巻:6,500円
3巻:6,500円
4巻:6,500円
5巻:6,500円
6巻:7,000円
7巻:8,500円
8巻:7,000円
本名ハーラン・ユージン・ターベル(Harlan Eugene Tarbell)
1890(明治23)年、イリノイ州デラヴァン生まれ。
若い頃、故郷の公立学校で美術家を指導したり、映画雑誌の美術係をしていた。その後、漫画や挿絵を新聞や雑誌、カタログなどの求めに応じて描いていた。
やがて奇術界との接触が開けた。シカゴの広告業者ウォルター・ジョーダンが、会社員などを対象に奇術講義録の出版を思いつき、その挿絵にターベルを起用したからである。それは、これ以前にも、彼が奇術雑誌や奇術店のカタログの挿絵を描いていて、その手腕が認められたからにほかならない。
かくして、ターベルの奇術講義録が生まれ、簡単ではあるが、奇術史・奇術科学を巻頭にする第1巻(1927年初版)から、第6巻(1954年)まで、あらゆる種類の奇術についての懇切な解説加えた名講義が公開された。およそ、奇術を演じたいと思う者が、必ず読まねばならない権威ある文献となった。百科全書家的な博識のため、彼はターベル博士と呼ばれ、またドク(Doc)の愛称で親しまれた。
手品を本で覚えたい人に世界最高の手品百科事典
1000種類以上の手品が素材別、現象別に分類され、ステージ、サロン、クロースアップマジック、そして心霊術から危険術まで、手品のありとあらゆる分野を網羅したターベルコースは世界最高の手品百科事典です。 といってもこのターベルコースは、たんに手品のタネだけを解説した本ではありません。最初にこの本が書かれた目的が、通信講座によるレッスンであったことからも分かるように、あなたがそれを読んで実際に人に見せることを前提として書かれたものです。そして内容は、多くのプロマジシャンがそのままレパートリーにとり入れているほどの秀作ぞろいです。
1巻 | 2巻 | 3巻 |
01 手品の歴史 |
20 観客を楽しませるには |
34 マジックショーの構成 35 観客を笑わせるには 36 日用品を使った手品 37 紙幣の手品 38 新しいコイントリック 39 カードの基本技法 40 カードの手品 41 カードスタッビング 42 ハンカチーフの変わった手品 43 色変りシルク 44 兎と鳩の手品 45 イリュージョン(舞台用大道具) |
4巻 | 5巻 | 6巻 |
46 風変りな手品 47 シンブルの手品 48 危険術 49 ユニークなカードの手品 50 ライジングカードの変った方法 51 カードの飛行 52 メンタルマジック 53 サムタイ 54 チャイナリング 55 リボンの手品 56 シルクの傑作手品 57 黒板の手品 58 イリュージョン(舞台用大道具) |
59 ユニークな手品 |
72 新しいボールの手品 |
7巻 | 8巻 | |
84 続メンタルマジック 85 カードの手品 86 ロープの手品 87 風変りな手品 88 マネーマジック 89 シルクの手品 90 イリュージョン(舞台用大道具) 91 最新傑作集 |
092 思想とアドバイス |