タイトルには事典と付いていますが、事典というよりは良質なクロースアップ・トリックを丁寧に紹介した書籍と思って頂いたほうが良いと思います。
数々の傑作トリックがこの書籍で解説されています。使う物は日用品に絞られており、簡単な準備で行える物がほとんどですので、どの状況でも役に立つでしょう。
クラシックな現象も数多く解説されており、最近マジックを始めた方にはクロースアップの歴史を知ることもでき、2倍お得です。
また、ボーナス・エフェクトでは高木重朗のお椀と玉が解説されています。
- 第1章 やさしい即席奇術
- ボールの貫通、ハンカチから抜ける安全ピン、安全ピンの離脱、ゼム・クリップの連結、輪ゴムはどちらの指に?、とびうつる輪ゴム、どろぼうと子羊、だれが払うの?私のおごり
- 第2章 やさしいメンタル・マジック
- ふしぎな当てもの(背後の透視術、紙マッチを使った当てもの、コーヒーカップを使った当てもの)、コインの予言、念力で動くタバコ、コインの透視術、スピリットの出現、ブラック・マジック
- 第3章 すこし練習の要る即席奇術
- 紙幣やぶり、スプーン曲げ、ジプシーの糸、パンからナイフ、ハンカチの結び目が消える、貫通するマッチ、ボタンちぎり、パドル・トリック
- 第4章 即席奇術の演出
- 灰の魔法、角砂糖の転写、ちぎっても元どおりになる輪ゴム、ひもに通う指輪、磁化されたコップ、磁化するナイフ、ペーパー・コーンの中で消えるコップ、奇妙なアップル、灰皿の行方、紙玉の消失
- 第5章 バー・トリック
- コップの水にコインを沈める、マッチしないマッチ箱、コップの中にコインを落す、タバコの曲芸、3本のマッチ、アクロバティック・グラス
- 第6章 テクニックを使った即席トリック
- ツー・イン・ザ・ハンド・ワン・イン・ザ・ポケット、2本のマッチ、角砂糖の移動、マッチの復帰、ペーパー・ナプキンの復活、消える食塩、コインの消失、コイン・ケーム
- 第7章 仕掛けのある即席トリック
- 火のついたタバコの消失、コップの下で消えるコイン、ジャリの活用、サムチップ、切っても元どおりになる紐、リング・オン・ステッキ
第8章 奇術のルーティーン
スポンジ・ボール(技法、手順)、ハンカチの中で消えるコイン、レモンの中の紙幣、無限のコイン、五つのボタン
- ボーナス・エフェクト
- お椀と玉(高木 重朗)
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