関西の若手実力派、でいしゅうによるカードマジック作品集。
借りたデックでも演じられる即興カードマジックが6作品収録されています。その中にはコンテスト作品も。
決まった筋書きがなく、臨機応変な対応が求められるため難易度は高いですが、それによって引き起こされる現象のインパクトは強烈です。
もう一度言いますが、収録作品はすべて“借りた”デックで演じられます。信じられません。
マジシャンをも驚かせる不思議なカードマジックをお楽しみください。
- Jazz Much
- はじめにカードを1枚選んでもらい、誰にも見せずに裏向きのまま置いておきます。
観客にデックの上から数枚持ち上げてもらい、その後カードを1枚選んでもらいます。
ここで選ばれたカードのマークが、最初に選ばれたカードのマークと一致し、観客が数枚持ち上げたカードの枚数が選ばれたカードの数字と一致します。
- Jazz Quartet
- Pit Hartling、Denis Behrの「Quartet」を借りたデックでおこなう方法。
- JQ-marked
- Jazz Quartetを応用した作品。
観客にカードの数字を自由にコールしてもらいます。
演者は「このデックはマークドデックで、裏から見てカードがわかる」と言い、裏向きのまま、自由に選ばれた数字のカードを4枚すべて探し当てます。
- JQ-Poker
- Jazz Quartetを用いたポーカーのデモンストレーション。観客が選んだカードと、自由にコールされた数字のフォーオブアカインドが演者の手元に配られます。
- JQ-4location
- 観客が自由にコールしたカードを観客自身に見つけ出してもらいます。
続けて、選ばれたカードと同じ数字のカード3枚も見つけ出してもらいます。
- 説明の出来ないトリック
- デックを自由に混ぜてもらい、観客に好きなカードを1つコールしてもらいます。
観客にデックの上から半分ほど持ち上げてもらいますが、自由に持ち上げてもらったにもかかわらず、コールされたカードがそこから出てきます。