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イン・オーダー・トゥ・アメイズ

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ジャンル 書籍 / カード
シチュエーション クロースアップ パーラー ステージ
マジシャン名 ピット・ハートリング
富山 達也
価格 ¥ 11,000
難易度 星
メモ おすすめ
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永久保存版。ピット・ハートリングの「イン・オーダー・トゥ・アメイズ」の日本語版です。

足掛け四年。翻訳者が最低でも20周はして日本語訳を完成させたという大作中の大作です。それだけ本気なのはこの作品が紛れもなく名著だから。翻訳者をして、メモライズド・デックを主体としたトリック集で、本書を超えるものは今後もまず出ないと言わしめるほどです。

以下は翻訳者のほとばしる情熱作品紹介です。熱い思いが伝わる名文なのでそのまま引用させていただきます。

Pit Hartling 『In Order To Amaze』(2016)の日本語完訳版です。カード・マジック、中でもメモライズド・デックを使ったマジックが21種解説されています。現時点でこれ以上は望めない、そして今後これ以上のものもおそらく出ないと思われる、ピット自身が20年以上現場で磨き上げた、練りに練られたメモライズド・デック世界の魅力がぎゅっと詰まった総覧本とも言える作品集です。

表紙はハードカバークロス装のメタリックデボス加工、そして自分の訳本の中でも初、A5サイズ本文フルカラーでの336ページの大ボリューム(原書がそういう装丁なので)。著者であるピットへの、そして作品を収めた本という媒体への、訳者の割と真面目なリスペクトを込めたつもりです。ぜひ中をご覧いただき、驚き、そして楽しんでければ嬉しいです。

Catch Me If You Can
マジシャンは、マジックの鉄則を破って同じトリックを2 回やってみようと思う、と申し出ます。1 回目は指先の早業で、2 回目はそれなしで。
最初は、マジシャンが恥ずかしげもなくテクニックを披露、2 枚の“探偵”カードが、観客に自由に言ってもらった“犯人”のカードを、シャッフルされたデックの中ほどで捕まえます。
そしてありえないことに、もう1つのデック―――開始時点からずっとよけてあり、マジシャンが一切触れていなかったデック―――の中でも、探偵たちの同僚が、自由に言われたカードを捕まえているのです。
The Heavyweight
マジシャンは、カードに関する自身の尋常ならざる感覚スキルをデモンストレーションします。最初に、カットして取り上げられたパケットの正確な枚数を判別してみせます。続けて、ほんの少しのあいだ観客のパケットを持っただけで、それと全く同じ枚数のパケットを取り上げてみせます。最後に、何枚のカードがカットされるかが分かってしまうのです―――それも観客が実際にカットする前に。
Sherlock
観客の1 人が部屋の一番隅まで行き、デックからカードを1 枚抜き出します。彼はそれを憶えてデックの好きなところに戻します。それからデックがシャッフルされます。これらが済んで、はじめてマジシャンがデックに触れます。アーサー・コナン・ドイル顔負けの厳正な消去法と論理によって、マジシャンは選ばれたカードを追い詰め、そして見つけ出すのです。
Close Encounters
3 人の観客が、それぞれデックからカードを1 枚ずつ抜き出し、それを別のデックのバラバラの位置に差し込みます。驚くべきことに、その差し込んだカードはそれぞれ、入れた先のデックにある同じカードのちょうど隣に来ているのです。
The Core
神学的かつ生物学的なカード・トリックという珍しいトリックの中で、観客は演者の個人的な『エデンの園』へと幻想的な旅をします。デックがまさしく果実のようなものであることを知らされた観客は、想像の中でデックの皮を剥いていき、デックの『芯』に何のカードがあるか言うよう求められます。
最初からテーブルに置いてあり、誰も触っていない現実のデック―――マジシャンはこれを取り上げ、ゆっくりと“剥いて”いきます。なんと、このデックは観客の空想の旅から現れたもののようです―――一番真ん中にあるカード、つまりデックの芯は、まさに先ほど観客が口にしたカードなのです。
Thought Exchange
マジシャンと観客の1人がそれぞれカードを1枚、心に思います。そのあと、マジシャンが観客のカードを見つけるのみならず、観客もまたマジシャンのカードを見つけ出すのです!
Duplicity
観客の1人がデックをシャッフルし、カードを配ってポーカーのハンド手札を2つ配ります。ハンドの内容はオープンにされ、どちらかが選ばれます。マジシャンは、別のデックでこの5 枚をコントロールしてみせると言います。マジシャンは2つ目のデックで、同じようにシャッフルし、カットし、そしてハンドを2つ配ります。片方のハンドを見てみると、確かに観客のハンドと全く同じものができています。つまり、マジシャンのハンドは観客の選んだ5 枚と全く同じ5 枚からなっているのです。
マジシャンは、観客のハンドと順番までは同じにできなかったことを詫び、こう付け加えます。「お詫びしなければなりません。こちら、カードの順番までは一緒にする時間がありませんでした。ちょっと忙しくて……もう片方のパケットでそれをやっていたものでね」マジシャンはもう片方のハンドを見せますが、これは観客のもう片方のハンドとそっくり同じ、しかもこちらは順番まで一緒なのです!
Echoes
マジシャンはデックから無作為に1 枚のカードを取り出し、見もしないでそれをテーブル上に置きます。観客の1 人に「やまびこを選んでください」と言って1 枚抜き出させ、それを演者のカードと一緒にしてもらいます。この操作を別の観客2 人とでもう2 度繰り返します。6 枚のカードを見てみると、観客たちの選んだカードは、まさにマジシャンが選んだもののやまびこになっています。つまり、選ばれた3 枚はすべて、演者が選んだカードのメイト・カードなのです!
The Poker Formulas
マジシャンは、暗号のような数字の羅列に埋め尽くされた、よれよれの紙を何枚か取り出します。これこそ自分の『ポーカー・フォーミュラ』なのだと彼は説明します。この公式の力を示すため、観客に何でもいいのでポーカーのハンドをひとつ言ってもらい(ここでは7 が3 枚とK が2 枚のフルハウスとします)、プレイヤーの数も言ってもらいます(ここでは6 名とします)。
紙をガサゴソやってマジシャンは該当する公式を見つけ、それをデックに『プログラム』します。デックを静かにリフルし、叩き、ひねりますが、あきらかにカードの位置は全く変わっていません。言われた通りの人数にカードが配られ、マジシャンのカードが示されます―――そしてまさに、それが観客のリクエストした通りのハンドなのです! さあ、このポーカー・フォーミュラは最高額でご入札いただいた方のものですよ。
Just Like That
マジシャンと観客がそれぞれ自由にカードを思い浮かべます。同じように自由に、それぞれ1 枚のカードをデックから抜き出し、それぞれ自分のポケットにしまいます。驚くべきことに、マジシャンも観客も、お互い相手が思ったカードを見つけ出すのです。こんな風に(Just like that.)。
Top of the Heaps
マジシャンは、少枚数のカードからなる4つの山を少しのあいだ両手で覆います。すると自由に言われた数値のフォー・オブ・ア・カインドが、それぞれの山の一番上に現れるのです。
Murphy’s Law
マジシャンは、トランプというものは『いにしえのタロット』に由来を持つもので、こんにち今日のデックにも、その『不思議な形質』のいくらかは備わっている、と言います。具体的には、デックは人がどれだけラッキーか、もしくはアンラッキーなのかを判別するのに使える、と言うのです。
それをデモンストレーションするため、観客のひとりにA からK まで、なんでもいいので数値を言わせたら、デックから1 枚ずつ表向きにしながら配っていってもらいます。選んだ数値のカードが早く出れば出るほど、彼はラッキーというわけです。そして、この観客はきわめてアンラッキーであることが判明します。なんと、彼が自由に言った数値のカードはデックの最後の4枚なのです。
The Chosen
観客のひとりが、デックの中の4 枚を自由にタッチします。素晴らしい幸運により、自由に言ったフォー・オブ・ア・カインドの4 枚を、それですべて見つけ出してしまうのです。
Identity
マジシャンは言われた数値のカード4 枚を指先で触るだけで見つけ出す、と言い、デックのバラバラの位置のカードを1 枚ずつ全部で4 枚、表向きにひっくり返していきます。その4 枚はてんでバラバラのカードであるにもかかわらず、マジシャンは言われた数値のカードだと自信たっぷりに宣言します。
観客たちは顔を見合わせ、このマジシャンはアタマ大丈夫かといぶか訝り始めたまさにそのとき、彼らは突如それを目の当たりにします。デックがテーブル上にスプレッドされると、4 枚の表向きのカードは、言われた数値のフォー・オブ・ア・カインドへとたちまち変わってしまっているのです。誰かが「眼医者を呼んでくれ」と言い出す前に4 枚のカードは元の姿に戻ります―――そしてまた言われたカルテットに変わります!
The Illusionist
マジシャンは謎めいた感じでこう述べます。時に、最高のトリックというのは、決して実際には起こらないもののことを言うのだ、と。そして彼は、そんな『イリュージョン幻』を見せようと言います。
まずは古典的なスキルのデモンストレーションからです。観客のひとりに、どれでもひとつ、フォー・オブ・ア・カインドを言ってもらいます。マジシャンはデックを何度もカットしますが、その度に言われたうちの1 枚を見つけ出してくるのです。
ところが信じられないことに、マジシャンは、これらは本当はすべて幻なのだ、と言います。そして実際、デックが表向きにスプレッドされると、先ほどカットしたところから出てきたカードはどこにも見当たりません。マジシャンは、トリックが始まるよりも前に入れておいたカードがありましたね、と言って、自分のポケットから4 枚のカードを取り出してきます―――それらは言われたフォー・オブ・ア・カインドの4 枚なのです! 時に、最高のトリックというのは、決して実際には起こらないもののことなのです。
Four-Way Stop
誰かがフォー・オブ・ア・カインドをひとつ言います。マジシャンはカードを1 枚ずつ表向きで配っていき、観客は好きなところでストップをかけます。ストップをかけられたところのカードを公明正大に裏向きのまま置き、もう3 人の観客に同じことを繰り返します。最後に、ストップを掛けられた4 枚が示されると、それはもちろん、観客の言ったフォー・オブ・ア・カインドなのです。
The Right Kind of Wrong
1 から10 の中のひとつの数字に集中しながら、観客がデックをシャッフルして、4つの山にカットします。それぞれの山のトップ・カードを表向きにしますが、意図とは違って目的の数字のカードは出てこず、単なるランダムなカードです。観客が間違ったデックを使っていたことにマジシャンが気づいたとき、すべてが明らかになります。ずっとテーブルに置いてあった別のデックで、カットの結果出てきたカードのバリューぶん数え下ろしていくと、まさにそれぞれの箇所から思っていたフォー・オブ・ア・カインドが出てくるのです。
Fairy Tale Poker
マジシャンは、実は魔法のデックを使っているのだと明かします。おとぎ話のように、このデックは自ら並びを変えて観客たちの望みを叶えるのだ、と。そうして配られたポーカーでは、他7 人の強力なハンドを、デックの持ち主が4 枚のA で打ち負かすという、とんでもない事になるのです。
Quick Change
デックから1 枚のカードが抜き出されて示されます。マジシャンはデックを素早く4つの山にカットします。それぞれの山の表のカードは、抜き出されたカードと合わせて、ポーカーの強力な役になっているのです。
これがより困難な状況下で繰り返されます。新たなカードが選ばれ、マジシャンはそのカードを使って組める最強の役を作るため、必要となる他の4枚を―――それも4 枚一度に、1 秒で、片手で、手元を見ずに見つけてみせようと言うのです。
選ばれたカードが示され、マジシャンはテーブルの下で4つのパケットを片手で持ちます。一瞬の後、マジシャンが再び手をテーブルの上に出してくると、それぞれの表のカードが変わっています。新たに選ばれたカードとその4 枚を合わせると、スペードのロイヤルフラッシュになっているのです。
Poker Night at the Improv
即興とカード・コントロールの妙技で、マジシャンはシャッフルされたデックから次々とより強いポーカーのハンドを種々華麗な方法で取り出してきますが、その間ずっと、観客に自分が選んだカードを忘れさせようとします。
それらがすべて失敗に終わったとき、マジシャンは残った最後の数枚を観客に手渡し、ポーカーのハンドを配ってもらいます。観客は、彼が自身に勝利をもたらすロイヤルフラッシュを配ったのみならず、最後にカードがちょうど1 枚だけ残ったことに気づきます―――これこそが彼の選んだカードなのです!
Game of Chance
マジシャンがデックをシャッフルし、プレイヤーは赤か黒かの色を言います。カードを3 枚一組でめくっていき、そこに出てきたカードの色を見ていきます。それがプレイヤーの指定した色であるたびに点が加算されます。
ゲームの最序盤から、プレイヤーたちはまるでツイていない感じです。色を選びますが、3 枚目のカードはいつも選ばなかったほうの色なのです、それも最後まで!
デックは繰り返しシャッフルされ、赤と黒がランダムに混ざっていることが示されるにもかかわらず、何度プレイしても同じ結果に終わります。どちらの色が選ばれても、出てくるのは反対の色なのです!
いくつかのバリエーションがいずれも同程度に不満足な結果に終わったあと、最後にマジシャンは、同時に2 人のプレイヤーでやってはどうか、と提案します。1 人が赤を選び、もう1 人が黒を選ぶのです、と。これなら1 人は勝てるでしょう! 3 人目の観客が審判を務めます。彼はマジシャンのための色を自由に1つ言ってから、カードを3 人の参加者へと配っていきます。マジシャンの手札には赤と黒の混ざったカードが来て、得点も普通でした。しかし、他の2 人のプレイヤーが自分の手札を確認してみると、1 人は全部赤いカード、もう1 人は全部黒いカード―――ですがどちらも『ハズレ』のほうの色なのです!
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