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コラム

第38回 多羅尾伴内シリーズ第8話 復讐の七仮面(2024.4/18 up)

日本テレビ系で22時30分から放送している「アクマゲーム」の第2話「映影頭踏」で、マジック・シーンが出てきました。31分、主人公の織田照朝は中学の時に、友人の斉藤初と組んで、学校の廊下で消えるというイリュージョン・マジックを披露します。そのことを思い出し、総合格闘家である兵頭猛との影踏み対決に勝利します。第2話は日曜までTVerで無料配信中ですので、興味ある方は急いでご覧下さい。

『多羅尾伴内シリーズ第8話 復讐の七仮面』


復讐の七仮面

片岡千恵蔵の多羅尾伴内シリーズは大映で4作品撮った後、大映の社長の一言に片岡千恵蔵がぶち切れ、東映へ移って7作品撮りました。大映では第1話「七つの顔」、第2話「十三の眼」で手品を演じており、これらは既に紹介しました。東映では、第6話「曲馬団の魔王」、第8話「復讐の七仮面」、第9話「戦慄の七仮面」、第10話「十三の魔王」、第11話「七つの顔の男だぜ」の5作品で手品を演じています。第6話では風来坊の奇術師天光斉を名乗るそうですが、私は見たことがないので、今回は第8話を紹介します。

監督:松田定次
出演:片岡千恵蔵(藤村大造=多羅尾伴内), 宇佐美淳也(大沢警部), 朝比奈浩(沢村), 小塚十紀雄(岩田), 児玉晃(戸川), 高木二朗(塚口警部補), 生信賢二(山田鑑識), 加東大介(吉村常吉)
配給:東映
公開:1955年
上映時間:100分

片目のタクシー運転手に変装している探偵、多羅尾伴内は、ある夜、1人の男を汐留町まで乗せます。男は降りる時に、奇妙な龍の絵に十三番の数字が入ったバッジを落とし、逃げていきます。翌日、その男は惨殺死体となって発見されます。男は中津という前科者で、肉親は入院中の妹、京子だけでした。その頃、銀行襲撃、元伯爵の今大路の家での巨額の宝石類盗難、更には相互金融の副理事長、岡戸の家が襲われ、妻は殺され、公金5,000万円が盗まれるといった凶悪事件が連続して起こります。調査を開始した多羅尾伴内は、背後に犯罪結社の存在を掴み、病院の京子のところへ行き、京子から中津の遺書を受け取り、そこに書かれていたバー・プランタンに向かいます。そこは、犯罪結社白龍会のアジトでもありました。55分、多羅尾伴内はバーで5個のダイスをダイス・カップで振って、オール・シックス(全部6の目)を出します。そして「手品見せようか」と言って、テーブルにダイスを一列に並べ、1個ずつカップですくっていき、ダイス・スタッキングを行ないます。続いて、積み上がったダイスを、カップで上から1個ずつかすめ取っていきます。ここは編集していませんが手元だけを撮しており、スタンド・インです。バーのマダムに「あんた誰なの?」と聞かれると、「マジックの政こと新田政吉」と答え、金庫破りができるから、中津の後釜になりたいと言います。

Amazonプライムをやっていれば、東映オンデマンド14日間無料体験で見られます。次回は、第9話「戦慄の七仮面」を紹介します。


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