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コラム

第33回 青春大統領(2024.3/15 up)

3月9日には座・高円寺2で「第8回ヤングマジシャンズセッション」(前売り\4,000)を見てきました。


第8回ヤングマジシャンズセッション

第30回で紹介した「夢奇房」と同様、私が一般の人にお勧めする数少ないショーのひとつです。厳選した演者というだけあって、各々のマジシャンに個性があり、自分たちの世界を持っています。マジックというのは不思議なことを見せることが主題なのでどうしてもそれが優先になりますが、観客はそのマジックが見たいのではなく、そのマジシャンが見たいから行くのです。クィーンの曲は、フレディが歌うのを聴きたいのであって、他の歌手ではありませんよね?又、社会人のマジック・クラブの発表会でこの人の演技は面白かったねという場合、多くは売りネタや定番の手品といった、マジックをやっている人から見れば、「ああ、あれか」と思うものをやっていても面白いというのはその演者自身が良かったことを指しているわけです。そう言った意味で、今回の各演者たちが今後、どういった独自の道を歩んでいくのか楽しみです。

印象に残った演技を挙げますと、藤山大成はフェザーのアクト。観客の予想の一歩先を行っているハンドリングが巧みですし、フェザーという洋物を取り入れながら、ギリギリで和の世界を壊していないところが良いです。又、道具や衣装が綺麗なことは、特に和妻の場合、重要だと感じました。橋本昌也はロープのアクト。フォー・ナイト・メアー的に始まり、1本になったところでもう1本出してきて結んで長いロープにしてウォーキング・ノット、最後はボディ・スルー・ロープで締めくくる手順は流れるようで気持ちがいいです。アキットのサンド・アートは初めて見ましたが、当人の多才さを感じさせます。特に一般向けではマジックだけだと限界があるので、こういったものやパントマイムなど、マジック以外の要素をもっと取り入れていってほしいです。因みに、アキットが後ろ姿で舞台に登場した瞬間に、推し活のファンの人たちは、「えっ?」と反応していました。それはいつもと何かが違うと感じてのことだと思います(鋭い!)。ショーの内容は満足いくものでしたが、アキットがメイン・ゲストでファンの人たちが来ていても6割ぐらいの入りは寂しいです。補助金が出ているとのことですが(なければ、このメンバーでこの入場料ではできないでしょう)、空席が出てしまうのであれば、例えば、杉並区の小中学生を招待するなどして還元してはいかがでしょう?満席の方が演者もやる気が出るでしょうし、見に来た子供たちの中からマジックを見ることに興味を持つ人が出て来て、そういう文化が育てばそれもよしと勝手なことを思っています。年に1回の公演ですが、来年度も行なわれるのであれば、是非見に行くことをお勧めします。

『青春大統領』

青春大統領

監督:江崎実生
出演:石原裕次郎(峰岡鷹志), 飯野おさみ(おさみ), 真家ひろみ(真家), 中谷良(良ベエ), あおい輝彦(あおい), 浅丘ルリ子(園田京子)
手品指導:村上正洋
製作:日活
公開:1966年
上映時間:93分

タイトル・バックで村上正洋の名前が出てきますが、マジックらしいシーンは出てきません。脚本段階にはそういったシーンがあったけど、編集でカットされたと推測します。小林旭の日活アクション・シリーズの主人公をサラリーマンに置き換えたようなものです。企業犯罪を舞台にしていますが、例えば、大映の「黒のシリーズ」のようなシリアス路線ではなく、初代ジャニーズがそのままの芸名で出ていて主人公に色々と協力するなど、おちゃらけた感は否めません。因みに、メンバーのあおい輝彦らは、当時から性被害を受けていたそうです。石原裕次郎シアター DVDコレクション 50号に収録されていますが、この頃の映画が好きな方でない限りお勧めはしません。Amazonプライムをやっている方は、冒頭3分過ぎに村上正洋の名が出て来るところだけ見てください。

今回は解説が楽でした。次回も石原裕次郎の映画、「世界を賭ける恋」を紹介します。

トピック

3月16日 12時30分~ 「徹子の部屋 Mr.マリック&LUNA」 BS朝日

3月19日 19時~ 「出川一茂ホラン フシギの会」テレビ朝日


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