みなさんはじめまして、石田隆信です。 |
一般に流通しているカードの主流はプラスチック製です。しかし、紙製のカードも無論あります。その中には、アメリカ製と同等の弾力性とほど良いすべりのカードもありますが、全体的にはまだまだ負けているといえそうです。ただし、日本製のカードでアメリカ製よりすぐれている点があります。印刷のよさと白い縁の上下左右差がないことです。その反対に日本のカードの最大の欠点は、裏向きでフェロウシャフルできないカードが多いことです。無理にでも行おうとすると、エッヂを傷つけるか、押し曲げてしまうことになります。表向きであれば、なんとかフェロウシャフルができます。裏向きで出来ない理由は、カードのフェイス面のエッヂを見ればわかりますが、わずかにそりあがっています。これは裁断の時に裏側から結構強い力で裁断されたからかもしれません。 |
特に優秀な点は、弾力性とフェロウシャフルのし易さです。スプリングを行う上で、どのカードも使いやすかったといえます。わずかにやわらかめのカードや、硬めのカードがありますが、それは各人の好みの問題となります。フェロウシャフルは裏向きで行った場合、気持ち良いぐらいにスムーズに行えます。表向きでは少し入りにくいカードもありますが、使っているうちにエッヂが少しなめらかになるためか、割合スムーズに入るようになります。 |
日本やアメリカ性に比べ、優れている点が絵や図柄のすばらしさです。すべりに関しては、すべりをよくするためにコーティングがしっかりされているためか、よくすべります。問題点をあげるとすれば、カードが硬いことです。スプリングが行い辛いか、出来ないカードもたくさんあります。かたくしていることは意味があるのでしょうが、マジックを行う上では不利になります。 |
今回の結論として(私の個人的希望も含めて)日本の紙製のカードは、良質のカード作りに努力されているメーカーもあるのですが、個人的希望を言えばフェロウシャフルが裏向きで可能な物を作ってほしい。少なくともエッヂの出っ張りが出ない裁断を考えてほしい。ついでに言えば、上では触れませんでしたが、紙製のカードケースの内側は底部以外は出っ張りが出ないケースを作ってほしい。デックをスムーズにケースへ入れにくいからです。 |