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コラム



第44回 カニバルカードの歴史と謎(2010.3.26up)




はじめに

カニバルカードとは、特定のカードをカニバル(人喰い人種)の設定にして、それらの間に挟まれたカードが、次々に食べられて消失するマジックです。サンドイッチカードの消失現象だけでは、不思議さはあっても物足りなさが残ります。しかし、カニバルのストーリーにより、面白さが加わっています。さらに、その中で使用されているギャグ的操作やセリフが、マジック全体を楽しく盛り上げています。

今回のテーマをカニバルカードとしましたのは、今年4月発行予定の「トイ・ボックス 10号」と大きく関係しています。ギャグマジックが特集で組まれており、その要素が含まれたマジックとして、私はカニバルカードを取り上げたからです。今年になってから、この調査とまとめに没頭していました。50作品以上を調べ、各作品の概要とその中で使われたストーリーやギャグ的操作を紹介して、全体の傾向が分かるようにしました。それだけではなく、カニバルカードを取り上げたことには、もう一つの大きな理由があります。原案のリン・シールスの作品の内容が謎であったことと、その後にポピュラーとなった作品も不可解な点があることや、その中で使われたチューイングムーブについても謎の部分があったからです。つまり、初期の段階が謎だらけな訳です。この機会に、可能な限り調べてみたくなりました。トイ・ボックスでは40ページほどかけて様々な内容を報告していますが、このコラムでは、全体の歴史経過と謎の調査結果の概要を中心に報告させて頂きます。

カニバルカードの現象と方法について

カニバルとは人喰い人種のことをさしていますが、未開地(例えばアマゾン川流域)の部族を想定して演じると面白くなります。凶暴性のあるカードとして、剣を持った絵札の K(キング)や J(ジャック)をカニバルとして使います。また、その餌食となるのが、多くの場合、宣教師(ミショナリー)です。客のカードや特定のカードを宣教師として、カニバルカードの間にはさみ、食べられて消失してしまいます。餌食となるのは探検隊であってもよいと思うのですが、ストーリーに使われることは少ししかありませんでした。日本ではなじみの少ない話ですが、海外では宗教上、宣教師が犠牲となった話がよく知られていたようです。特にアフリカ大陸からの報告が多数あったことが報告されています。しかし、今日では、アフリカをはじめ多くの地域が変貌をとげ、カニバルのイメージがなくなりつつあります。現在において、このイメージに当てはめることが出来る地域は、南アメリカのアマゾン川流域となるのではないかと考えています。この地域も、実際には大きく変貌している可能性が高いのですが、私のイメージでは昔のままです。川にピラニアが生息していることが、カニバルの印象を強めているのかもしれません。

カニバルカードの作品を、使用するカードにより、三つのタイプに分けることが出来ます。一つ目は、2枚のカードをカニバルとして、2枚に挟まれたカードが、次々と消失(食べられる)する現象です。原案のリン・シールスは、2枚のJに挟む方法で演じていました。その後、1968年から77年の間に数作品が発表されます。チューイングムーブやアスカニオスプレッドを使わないために派手な操作がなく、不思議さを中心として小さくまとまった印象の作品が多くなります。ロイ・ウォルトン、カール・ファルブス、リック・ジョンソン、デビッド・ソロモンがユニークな作品を発表しています。

二つ目は、デックを使用せず、パケットマジックとして演じる方法です。リン・シールスの原案も、ギャフカードとブランクカードを使ったパケットマジックでした。シールスは2枚のカニバルカードを使っていましたが、その後の作品では4枚のカニバルカードを使うようになっています。そして、1972年から76年の短期間で終了してしまった印象があります。2009年に、突然、このタイプの1作品が発表されますが、印象の薄い作品です。このタイプが目立った発展をしなかったのは、パケットとしての狭い枠に限定してしまったことと、食べられたカードの処理として、パームやラッピングを使うことも関係しているのかもしれません。しかし、このタイプの特徴は、食べられたカードの完全消失にあると思っています。これが強烈な不思議さとして残ります。そのような意味では、パームやラッピングは欠かせない技法となりそうです。ところで、レギュラーカードを使うよりも、楽しいイラストカードによるパケットマジックにする方が効果的だと思うのですが、そのような作品が登場しなかったのが不思議です。Bob Stencel、エドワード・マルロー、Gene Castillon、Jon Racherbaumer、ポール・ゴードンの作品があります。

三つ目は、デックを使用し、4枚の K や J をカニバルとして、その間に挟まれたカードが消失する方法です。これが、カニバルカードを代表する方法となりました。当時の文献には未発表であったエルムズリーのRepulsive Acesが、一部のマニアの間でカニバルカード用に改良されたのがこの方法となります。エースの代わりに K や J が使われ、カニバルの演出が加わります。その中でも、チューイングムーブとアスカニオ・スプレッドを使った方法が、最もポピュラーな作品として、 1970年代に一気に広まります。その後、様々な方法やクライマックスの作品が発表されます。大きな変革は、73年のロイ・ウォルトン、77年のピーター・ダフィー、84年の Britland による方法が興味深く、マルローをはじめ多くのマニアがこれらの応用作品を発表しています。そして、マニアックな傾向が強くなります。クライマックスも、食べられたカードがデックの中央で復活したり、4枚のカニバルが他のカード4枚に変わる現象が多くなります。

カニバルカードの主要作品の概要

ここでは、転換点となります重要な役割を持った作品だけを取り上げて、内容の概要を紹介することにします。「トイ・ボックス10号」では、ほぼ全ての作品を取り上げていますので参考にして下さい。

1959年にリン・シールスのカニバルカードが発表されます。これが最初のカニバルカードであり、商品として発売されたギャフカードのパケットマジックです。そして、セルフワーキングマジックでもありました。この商品のカニバルの演出と、カニバルカードの間に挟まれたものが消失する現象を取り入れて、レギュラーカードで行う方法が、一部のマニアの間で話題となり研究されます。

最初の文献上の登場は、1968年のロイ・ウォルトンの方法です。2枚の J をカニバルカードとして使っており、これが一つのタイプとなります。2枚の J の間に挟まれた4枚の A が、テーブルへ配るたびに1枚ずつ消失する現象です。2枚の J だけになった後、もう一度テーブルへ配ると、この2枚の間に4枚の A が復活します。セカンドディールだけの技法で行えるのが特徴です。別法として、同様に進行して、クライマックスとして2枚のJ の裏の色が変わるように変更されています。

次の登場が、1971年のマット・コリンの方法です。これが、デックを使用した4枚のカニバルカードの最初の登場作品です。エルムズリーの "Repulsive Aces" を4枚の K のカニバルに変えて、チューイングムーブを使った作品です。消失した状態を見せるのに、ダブルバックルを使う方法で解説していますが、実演ではアスカニオ・スプレッドを使っていると但し書きされていました。

そして、1972年に Bob Stencel の作品が登場します。これが、カニバルカードのパケットマジックとして文献上に現れた最初の作品となります。黒い K と J の4枚がカニバルとして、2枚の赤い3のカードを食べます。エルムズリー・カウントとラッピングが使われています。以上で三つのタイプの作品が出揃うことになります。

1973年のロイ・ウォルトンの「リターン・オブ・ザ・カニバル」は、4枚の J をカニバルとして6枚のカードを食べることになります。1枚ずつ3枚が食べられる現象が、2回繰り返されます。1枚ずつカードを加えて、裏向きのエルムズリー・カウントを繰り返しています。3枚食べた段階で、表向きのエルムズリー・カウントします。次の段階では、手に持ったカニバルのトップに、1枚加えてはボトムカードをトップへ置いて、4枚にカウントする操作を3回繰り返し、最後に4枚のカニバルを示すと、数のカード(4枚の10)に変わっています。「スポットが現れた」と言って終わっているのですが、斑点や吹き出物が生じたことを意味しているのか、それとも、何か別の意味があるのでしょうか。

1975年にカール・ファルブスは、赤 J 2枚と黒 J 2枚は別の種族として演じる、4段階ある手順を発表しました。これには、1枚のダブルバックカードを使用しています。種族による違った狩りの仕方をしたり、互いの種族が食べあったりします。ところで、奇妙なことは、同じ75年に、リック・ジョンソンもダブルバックを1枚使い、赤 K 2枚と黒 K 2枚の二つの種族のカニバルの作品を発表していました。数段階あり、最後には互いの食べあいをします。ジョンソンの作品は Jerry Mentzer のハードカバーの本に解説されており、カール・ファルブスの作品は、ホッチキスで止めただけの簡易なパンフレットの解説です。ジョンソンの作品が発表されたので、そのマネをしたと思われたくないので、早急に発行した印象を受けるパンフレットです。

1976年にカール・ファルブスのマジック誌「エピローグ」の「アスカニオ・スプレッド」特集号で、ウェズリー・ジェームズのカニバルカードが発表され ます。これは、71年のマット・コリンの方法とほとんど同じ内容のものでした。ただし、カードを広げる部分はダブルバックルではなく、アスカニオ・スプ レッドが使用されていました。また、セリフが詳しく記載されており、第2段として、コインがカードに食べられる現象が加わっています。この特集号には、エルムズリーのカニバルカードの作品も紹介されています。しかし、これは、作者名をエルムズリーとするのには問題のある作品でした。これらのことについては、後で報告していますので参照して下さい。

同年に、Jon Racherbaumer の「アスカニオ・スプレッド」のパンフレッドに、ピーター・バイローのカニバルカードが発表されます。解説文は、71年のマット・コリンの作品の文章が、ほとんどそのまま使用されています。ただし、カードを広げる部分は、ダブルバックルではなく、アスカニオ・スプレッドに書き直されていました。

1977年のピーター・ダフィーの作品で、初めて、4枚の表向き J のカニバルカードの間へ、3枚のカードを裏向きで1枚ずつ交互に挟み、一気に消失する現象が発表されます。ここで使われていますのは、7枚を公正に挟んだ後、ビドルムーブとリバース・カウントを使った消失です。この後、Apex Ace に使われた方法によるカニバルの1枚ずつの消失と、トップへの7枚の再現が演じられます。もう一度、3枚のカードの消失が繰り返され、さらに、1枚の Q を食べると、こま切れになった Q のかけらが吐き出されます。そして、4枚の J が4枚の10に変っていることを見せて、「食べ過ぎて、スポットが現れた」と言って終わります。Apex Ace はハリー・ロレインの「クロースアップ・カードマジック」の本に解説されたフランク・ガルシアの作品で、カニバルカードにはイギリスの Walt Lees が既に取り入れて実演していることを報告していました。

1977年のマルロー・マガジン Vol.2 にマルローの作品が解説されます。ロイ・ウォルトンの「リターン・オブ・ザ・カニバル」の改案で、最後が4枚の8に変わり、食べ過ぎて ate になったギャグで終わります。このギャグによる終わり方は、その後の作品のクライマックスによく使われるようになります。このマルローの改案で、私が気に入った部分は、8のカードに変えるために不要となったカニバルカードをデックへ戻す方法です。ウォルトンより楽な方法になっています。

1981年には、Walt Lees の作品が発表されています。41ページもあるパンフレットに、一つの手順として解説されます。しかし、その中で、本来のカニバルカードのマジックとしての解説部は一部分のみです。4枚の J がカニバルで、3枚が食べられます。チューイングムーブが使われますが、アスカニオ・スプレッドの代わりにプッシュ・オフ・カウントで4枚として示しています。この後、カニバルが1枚ずつ消失して、デック中央で7枚が再現します。つまり、松田道弘氏がフレッド・カップスの方法として紹介されていたものと、基本的な構成が同じになります。アスカニオ・スプレッドが使われていない点だけが異なります。71年のマット・コリンの方法が発表された数ヶ月後、本人に見せてもらう機会があったそうです。そして、3枚目の宣教師カードの消失にガルシアの"Apex Ace" の方法を取り入れたことも記載されていました。しかし、カニバルのカードを次々に消失させるために、"Apex Ace" の方法を取り入れるようになったのは、何年からであるのかの記載がありません。また、フレッド・カップスとの関係は、何も書かれていませんでした。

1982年のマジック誌 "Magic Manuscript (8/9)" にエドワード・マルローの作品が発表されています。曜日ごとに違ったビタミンのカードを食べる設定で、日曜日には制酸剤のカードを飲む演出です。特別なネタのカードが使われることと、ラッピングが2回行われます。変わったタイプのカニバルカードです。 1983年には、Jose Carroll の作品が発表されます。デックで飛行機を形づくり、3人がパラシュートでアマゾンに落下する設定です。1枚ずつ3枚のカードがデックより飛び出します。この後、3枚がチューイングムーブやアスカニオ・スプレッドを使って食べられます。2枚目のカードが食べられる前には、いつの間にかカードの表があぶられて焦げた状態になっています。3枚目の K のカードの場合には、アスカニオ・スプレッドをすると、K のカードが小さくなって、大きなヒゲが付いて残っています。最後には、4枚のカニバルカードが潰瘍のため、それぞれの中央部に大きな穴が開いた状態になります。1991年の彼の作品集 "52 Lovers Vol.2" には、少し内容が追加されて、さらに、詳細な解説で再録されます。

1983年に発表されたDavid Britland の作品も、その後のカニバルカードに大きな影響を与えています。4枚のカニバルカードのトップへ、デックから取った裏向きカードを1枚置き、その上へ、ボトムにあるカニバルカードを表向きに置きます。この操作を3回繰り返しますと、表向き4枚の間に、裏向きカードが1枚ずつ挟まれたように見えます。この後、一気に、4枚のカニバルだけとなります。

1986年には、マルローの "The Sick Cannibal" が発表されます。第3段まであり、最後に4枚のカニバルが4枚の6に変わり、食べ過ぎて Sick(吐きたい)になったギャグを言って終わります。1999年の Guy Hollingworth は、身近な文房具を使ったタネにより、次々に消失させ、しかも、クライマックスでは、4枚の K を4枚の A に変えています。結局、4枚のカードが食べられることになりますが、毎回、左右の手で2枚ずつをこすりあわせ、4枚しかないことを示す操作が行えます。不要となった4枚(カニバル)を、デックへ戻したり、ラッピングを使うこともなく処理出来ます。つまり、立って演じるのを想定した作品です。

混乱の元となるカール・ファルブスの記載

1972年と73年にカール・ファルブスは、リン・シールスのカニバルカードを3作品発表します。しかし、原案のカニバルカードとは大きく異なる作品です。原案がこれに近い現象のように勘違いさせられます。これらは、リン・シールスが昔に演じていた情報をカール・ファルブスが得て発表したものです。2作品は、2枚の赤 J に挟まれた客のカードが消失し、デック中央の黒 J の間から出現します。残りの一作品は、2枚の赤 J の間に挟まれた黒 J が消失し、デックの中央で表向きに再現します。カニバルカードの演出があるわけではなく、2枚の J の間のカードが消失することだけがカニバルカードとの関連部分です。カール・ファルブスが勝手にカニバルカードのタイトルを付け、無理やり関連づけたとしか思えません。リン・シールスのカニバルカードが2枚の J を使っていたので、そのことに執着しすぎたようです。

もう一つの問題がある記載は、「エルムズリーのカニバルカード」です。カール・ファルブスの「エピローグ」誌アスカニオ・スプレッド特集号の最後に解説されています。これは、チューイングムーブやアスカニオ・スプレッドが加わる前のカニバルカードとして紹介されたものです。カードの消失を示す部分には、エルムズリー・カウントが使われています。1967年に、 Harvey Rosenthal がロン・ウィルソンから見せてもらった方法と書かれていました。1991年にスティーブン・ミンチ著のエルムズリーの本が発行されますが、"Repulsive Aces" の解説の中で、上記のエルムズリーのカニバルカードは間違った記載であると批判しています。エルムズリーが、エルムズリー・カウントを使った方法で、カニバルカードを発表しているかのような誤解を招く記載であるからです。4枚の K に1枚を加えた場合、4枚の K の全てを見せることが出来ます。そうであるにも関わらず、エルムズリー・カウントで同じ K を2回見せる不自然なことを、エルムズリーが行うわけがありません。原案者を尊重して、タイトルに原案者の名前を入れたのだと思います。原案者を尊重するのは良いことですが、それが過ぎると問題が生じます。カール・ファルスの場合は、少し異常です。当時、カール・ファルブスへ多数のマジックを提供していた Rosenthal からの情報を元にして、勝手に解説したようです。ロン・ウィルソンやエルムズリーから話を聞いたり、許可を取ったわけでもなさそうです。原案者の内容から大幅に変わっていても、原案者名で発表するのは問題です。各作品の歴史を間違った方向へ誘導してしまうおそれがあるからです。今回の場合には、エルムズリーに対しても失礼です。

カニバルカード特集DVDより

1.マイケル・アマー
最も標準的な演技者の印象をうけます。個性のある演技ではなく、方法も本来のよりもシンプルにして、無駄な操作を少なくしています。チューイングムーブも食べられるカードのサイド側から入れて、楽に他のカードとそろえています。なお、問題に感じているのが、このDVDの元になるマイケル・アマーのビデオやDVDでのパッケージの記載です。カニバルカードのタイトルの後に、リン・シールスと書いていた点です。確かに原案者はリン・シールスですが、方法は全く違います。リン・シールスがこのように行っていたと勘違いしてしまいそうです。

2.タマリッツ
マジックにより不思議さを見せるだけでなく、エンターテイナーであることがよく分かる映像です。よくしゃべり、身体も動かして、場を盛り上げるのがうまく、楽しいムードにしてもらえます。欠点を言えば、少しにぎやかすぎて、じっくりと不思議さをあじわいたい人には向かないかもしれません。アスカニオ・スプレッドは裏向きと表向きで繰り返し、カニバルダンスとして、かけ声を発しながら楽しく動かしています。チューイングムーブは食べられるカードのサイ ドから挟み込んで、すぐにそろえていますので、アスカニオ・スプレッドほどの派手さがありません。アスカニオ・スプレッドのダンスの動きの方が印象に残ります。しかし、チューイングムーブも口の形にした状態で動かしながらムシャムシャと音を出したり、客の指を入れさせて「ワー」と奇声を発して驚かしたり、にぎやかに盛り上げています。

3.マイク・スキナー
スマートでクールで、うまさが際立った演技を見せてもらえます。少し異質なムードのカニバルカードも、マイク・スキナーが演じると、こんなにもスマート な作品になるのかといった驚きがあります。技術や操作面でも参考になることが多く、このDVDの中でも、私には最も価値のあった映像です。思わず魅了されてしまいました。4枚の K がカニバルで、3枚の黒の数のカードを黒いスーツを着た宣教師の設定にしています。チューイングムーブは本来のようにエンドから食べさせて、うまくそろえています。この後、4枚を一気に表向きに広げて、1枚ずつテーブルへ落下させて、4枚目ですくい取り、表向きのアスカニオ・スプレッドに続けています。この一連の操作は、スマートで美しいの一言です。デックの上でカニバルカードを1枚ずつ消失させるところでは、4枚目の消し方が見事です。

4.ジョン・ジャック・サンベアー
エンターテイナーであることがよく分かるのですが、擬音を多用し、ゲップ音も出して下品に演じています。マイク・スキナーとは対称的で、笑えて面白いのですが、好き嫌いが分かれる演技といえます。最初の段階から、カニバルをケニバルと発音して、客との言い争いで笑わせています。彼はフランス人で、英語が母国語ではないのを利用して、笑いに結びつけています。これは、スペインのタマリッツも同様で、カタコトの英語でジェスチャーを加えながら説明しているのが、ユーモラスで笑いに結びつけています。4枚の A をカニバルとして、数枚のカードを次々と食べますが、クライマックスでは4枚とも K のカードに変わります。

5.ビル・マローン
エドワード・マルロー・タッチのマジックを、うまく、楽しく見せてもらえるのがビル・マローンです。この映像でも、それがよく現れています。この作品は、現象としての不思議さは強いのですが、チューイングムーブもアスカニオ・スプレッドもないため、物足りなさが残ります。しかし、ビル・マローンのテンポよさと演技力により、盛り上げています。特に、チューイングムーブの代わりに、両手を重ねて口の動きをさせ、その間へカニバルカードと食べられるカードを挟んで、食べる動きをしているのが楽しめます。

6.ラリー・ジェニングス
面白さが少なく、エンターテイナーというよりも、方法や技法にこだわりを持つマニアであることがよく分かる映像です。前半は、本来であれば、チューイングムーブやアスカニオ・スプレッドを使う部分を、単にカニバルカードの間へカードを挟み、エルムズリー・カウントで消失を示しているだけです。技術的な見せ場は後半です。特別なカウントにより、表向き4枚のカニバルの間に、3枚の裏向きカードが挟まれているように見せています。そして、テーブルへスプレッドして、一気に全てが裏向きで4枚だけとなったことを見せています。ジェニングスはリバースの方法をいろいろ発表されていますが、この作品でも、カウントしながらのリバースや、テーブルへスプレッドしながらのリバースの技法を見せたかったのかもしれません。

7.ユージン・バーガー
独特なムードと口調で、カニバルの物語が語られます。今回のDVDの中で、一番不思議であった現象が、この作品の1枚目の消失です。確実に4枚あるカニバルカードの中へ、1枚入れて食べられるのですが、完璧に4枚のカニバルだけになってしまうからです。このままで終わるか、または、本来のカニバルの手順に続けていたら、上記の消失が謎のままであったと思います。なお、チューイングムーブを最初の消失で使っていますが、食べられるカードのサイド側から入れて、直ぐにそろえる方法を採用していました。そして、アスカニオ・スプレッドは、4枚の K の表が客席を向くように見せており、これは参考になりました。

カニバルの作品の不可解な謎

カニバルカードの作品が多数発表されましたが、そのほとんどにリン・シールスが原案者であることを記載しています。しかし、不思議なことに、その内容に関してまで言及している解説者がほとんどありません。原案の概要だけでも知ろうとしましたが、お手上げ状態でした。原案について触れている場合でも、ギャフカードを使ったパケットマジックであることぐらいです。現象だけでも原案の内容が紹介されてもよいと思うのですが、不思議でしかたありません。

二つ目の謎は、ポピュラーとなったチューイングムーブを使う最初の作品についてです。ほとんど同じ内容で、マット・コリン、ピーター・バイロー、ウェズ リー・ジェームズの3人が発表していたことです。何故このようなことになったのでしょうか。ウェズリー・ジェームズは自分が先駆者であると主張している のですが、そのまま受け入れてよいのでしょうか。

そして、三つ目の謎が、チューイングムーブについてです。結局。誰のアイデアであるのかがはっきりしていません。最初の作品では、ピーター・バイローのものとして記載されていましたが、ウェズリー・ジェームズがそのことに異議を唱えました。そして、その後、誰の名前も記載されなくなりました。誰の考案とすべきでしょうか。

リン・シールスの原案について

原案の現象を知った時にはビックリしてしまいました。思っていた以上の驚きの現象であったからです。カードが消失したり復活したりするだけでなく、切手や輪ゴムや小封筒も食べて消すことが出来ます。しかし、それとは反対に、演じる気にはなれない作品です。パケットによるセルフワーキングマジックであることも意外でした。同じ操作を繰り返して一つの現象が起こります。それだけでなく、それと同じ操作を延々と繰り返して、次々と別の現象を起こしていました。2枚の J と数枚のブランクカードだけが使われているように見せています。この現象に興味を持ったマジシャンやマニアは、別の操作方法に作り替えたいと思うのが当然です。その後に登場します数々の作品には、これと同じ原理を使ったものが一つもありませんでした。奇妙なことは、それらを解説した文献には、原案の内容について、ほとんど触れていなかったことです。現象ぐらいは記載してもよいと思うのですが、不思議でしかたありませんでした。たぶん、原案の商品を持っていなかったり、内容を知らないからのようです。この商品はほとんどの店で取り扱っていなかったのではないでしょうか。実演したからといって、売れるようには思えません。発売当時に、マジック誌の広告を見て、郵送で手に入れたマニアぐらいしか、持っている可能性がなさそうです。そのような理由で、発売して数年後には忘れられた存在で、原案を知っているマニアが少なかったと考えています。

今回、私がリン・シールスの原案の内容を知ることが出来ましたのは、金沢の山崎真孝氏のご好意によるおかげです。発売元のOwen Brothers Magicへ、直接、問い合わされて、商品があるとのことで、複数購入されていたそうです。トイ・ボックスの原稿として、カニバルカードをまとめ始めた時に、肝心のリン・シールスの原案の内容が分からないので困っていました。特に、原案からチューイングムーブが使われていたといった情報もあり、それが正しいのかも確かめたい思いがありました。結局、このムーブが使われていなかったことが分かっただけでなく、原案の現象や方法が、予想をはるかに超えた、別のものと言ってもよい内容であることも分かりました。つまり、このマジックのプロットだけが取り入れられ、レギュラーデックを使って、全く別のものとして生まれ変わったのが、その後のカニバルカードと言ってもよさそうです。

ポピュラーとなった方法の成立までの謎

マット・コリン(71年)、ウェズリー・ジェームズ(76年)、ピーター・バイロー(76年)の3名が、ほとんど同じ操作方法の作品を発表しています。これが、世界的に大きな反響を呼ぶポピュラーなカニバルカードとなります。そして、ウェズリー・ジェームズが、この方法は自分が最初であると主張しています。このことの調査結果を、まず最初に報告します。

アスカニオ・スプレッドをいち早く取り入れて演じていたといった意味では、ウェズリー・ジェーム ズが最も早いかもしれません。しかし、このようなことの調査結果を出すことが、あまり意味がないこともはっきりしました。そもそも、この方法の元になる のは、エルムズリーの未発表の "Repulsive Aces" です。160年代後半に、このマジックのエースを、K や J の絵札にかえて、カニバルカードのストーリーを加える試みが、一部のマニアの間で広まりました。これに、アスカニオ・スプレッドやチューイングムーブ加えて発表したのが、上記3名の作品です。

アスカニオ・スプレッドは、70年のヨーロッパの FISM の大会で話題となります。それがアメリカに持ち込まれ、70年の中頃より広まることになります。彼らは、それをいち早くカニバルカードに取り入れて演じただけのことです。ピーター・バイローとマット・コリンは FISM に参加しており、FISM後、マット・コリンにカニバルカードに含めることを提案されています。ウェズリー・ジェームズの場合は、それより数ヶ月前に、このスプレッドの情報をスペインの友人より得ており、カニバルカードに取り入れていました。しかし、真っ先に発表したのがマット・コリンであったわけです。1971年のJon Racherbaumer の「カバラ2」に解説されています。この当時のアスカニオ・スプレッドは、パケットを横向きにして、前後方向へ、蛇がクネクネするような動きを加えていました。現在知られている横方向へスプレッドする方法は、もう少し後から一般化するようになります。同時期に、複数のマニアが、アスカニオ・スプレッドを取り入れた方法で完成させていたとしても不思議ではない状況でした。むしろ、私が気になっていますのは、チューイングムーブを考案したのが誰であるの かです。これについては、次の項目で報告します。

76年にはウェズリー・ジェームズの作品が発表されますが、その中で、71年解説のマット・コリンを批判するコメントも報告されていました。これは、カール・ファルブスによる「エピローグ・スペシャル」のアスカニオ・スプレッド特集号に掲載されています。マット・コリンの作品は、ウェズリー・ジェームズが70年頃、マット・コリンに見せたものであると主張しています。アル・フロッソのマジック・ショップで、ピーター・バイローとマット・コリンに会った後、バイローが泊まっているホテルの部屋でセッションをしました。その時には、デビッド・ロスも加わっていたそうです。その後、マット・コリンが先に発表してしまいます。

89年にウェズリー・ジェームズは "Stop Foolinng Us Lecture Notes" を発行していますが、その中でカニバルカードについて、さらに詳しく報告しています。リン・シールスの原案を知ったのは、60年代中頃、アル・フロッソの店にあった古い文書の束の中で見つけたと報告しています。思考錯誤の結果、ダブルバックルとドロップスイッチを使う方法を作り上げ、一般客に見せていたそうです。セリフを発展させ、フランク・ガルシアから得たギャグ操作やチューイングムーブ(これらはガルシアの考案ではなさそうです)を含め、後半のコインを食べる部分は Bob Fitch からの影響と書いていました。結局、彼独自のものは、詳細なセリフと、このマジックの後半にコインの部分を加えたことぐらいでした。

そして、ピーター・バイローの作品解説が、76年のJon Racherbaumer著「アスカニオ・スプレッド」のパンフレッドの中で紹介されます。解説の文章は、マット・コリンの解説文と9割まで全く同じです。違うのは、ダブルバックルが使われていた部分を、アスカニオ・スプレッドに変えたことと、間違った記載がなくなったことです。二つの解説は、いずれもRacherbaumer が書いていますので、同じでも問題はありません。ただし、何故、名前をピーター・バイローに変更したのかが疑問です。バイローとしての解説のまえがきには、このトリックはエルムズリーのものであり、マット・コリンがアスカニオ・スプレッドを使うように変更し、バイローがいくつかのセリフを加えたと報告していました。つまり、マット・コリンの関わりはアスカニオ・スプレッドへの変更の部分だけで、これに関しては、ウェズリー・ジェームズの方が先になるわけです。ギャグ的操作やセリフがバイローのものであれば、作者名を彼の名前にした方が良いと考えたのでしょうか。また、カール・ファルブスが他のマジックのことで、マット・コリンの批判を書いていたことも関係しているかもしれません。そのような点を考慮して、ピーター・バイローの名前に変更した可能性があります。

また、上記の「エピローグ」誌の中で、カール・ファルブスがピーター・バイローに、いくつかの質問をしたことの返答が報告されています。これは興味深い内容でした。ピーター・バイローとマット・コリンは、エルムズリーが元となるカニバルカードをロン・ウィルソンから教わっていました。そして、FISM の大会の後、カニバルカードにアスカニオ・スプレッドを取り入れることを、二人で話し合っています。結局、ウェズリー・ジェームズがバイローのホテルの部屋で、カニバルカードを演じた頃には、バイローとマット・コリンは、アスカニオ・スプレッドを取り入れたカニバルカードを完成させていた後でした。ところで、60年代後半で、エルムズリーの作品をカニバルカードに変更していた作品の解説が、最近になって紹介されました。ブルース・サーボンのキャスル・ノートブックが発行されたからです。66年のサーボンの作品、68年のバーノンの作品が掲載されていました。

チューイングムーブの謎

最初にチューイングムーブを使った解説は、71年のマット・コリンの作品に登場します。この時は、バイローのチューイングムーブと書かれていました。これ以外でバイローの名前が書かれていたのは、76年のバイローのカニバルカードと81年の Racherbaumer のカニバルカードぐらいです。3作品とも、Racherbaumer が解説を書いています。76年にウェズリー・ジェームズの作品が解説された時に、このムーブは原案のリン・シールスの時から使われていたと反論しています。それ以降、誰の名前も書かれない傾向となりました。ところで、今回、リン・シールスの原案の解説書を読んだところ、チューイングムーブは使われていませんでした。ウェズリー・ジェームズが間違っていたことが分かりました。

1989年のウェズリー・ジェームズのレクチャーノートには、60年代中頃、アル・フロッソの店で、リン・シールスの原案の解説を見つけて、読んだことを書いていました。しかし、それを購入して持っているとは書かれておらず、それ以降、接することがないと書いていました。自分が演じたカニバルカードを、勝手に発表された腹立たしさで、原案をしっかり確認しないで書いてしまったようです。

また、彼の89年のレクチャーノートの中で、その考案者がエドワード・マルローであるかのような記載があります。それは、原案の解説書の最後に、マルローの名前が登場しているからです。解説の中で、パケットを耳元へ近づけて、カードのコーナーを親指を使って、クランチ・ノイズ(バリバリかむ音)を聞かせる部分があります。それをマルローは、「クランチ・クランチ」のキャッチフレーズを使っていたので、多くの人から、「クランチ・クランチ・ トリックをまた見せて」と言われたことが書かれていました。この記載の部分により、原案からチューイングムーブが使われていたとか、マルローの考案であるといった間違った思い込みになったようです。

また、1996年発行のロベルト・ジョビーの「カード・カレッジ第3巻」(92年ドイツ語版、06年日本 語版発行)にも、カニバルカードが解説されています。その最後に、カードを曲げて口を作ったのはエドワード・マルローであると書かれていました。ウェズリー・ジェームズの記載を、そのまま受け入れてしまった可能性があります。それでは、やはり、ピーター・バイローの考案となるのでしょうか。

インターネットの Genii Forum の2003年2月に、カニバルカードについて取り上げられていました。その中で、ピーター・バイローの記載では、チューとクリック chew and "click"(それをバイローは BURP と呼んでいた)は、私のもの "mine" と書いていました。BURP は、げっぷすることです。chew と書いていたので、その時点で、やはり、チューイングムーブはピーター・バイローの考案で正しかったと思いました。ところが、まだ、いくつかの疑問点が残っており、確定出来ない状況です。ピーター・バイローが考案者である可能性が最も高いのですが、彼の考案であれば、もっとアピールしてもよいと思うのですが不思議です。

おわりに

今回の調査により、多数の作品を読みました。その結果、一般客に演じる場合、私の選択では、ポピュラーとなったチューイングムーブやアスカニオ・スプレッドを使う作品か、それに、Apex Ace が加えられた作品で十分だと思いました。今回の調査により、予想外のことがいくつか分かり、調べるのが楽しくなりました。チューイングムーブのカードの差し込み方が変化していたり、アスカニオ・スプレッドがカニバルダンスとして使われていたりしたことには驚きました。

また、今回の調査をする前には、カニバルカードとマルローとの関連は少ないと思っていました。しかし、調べますと、実際には最も作品数が多く、6作品も発表していることが分かりました。しかも、それだけでなく、ギャグの発想が多かったのには驚きました。心残りは、チューイングムーブの考案者を確定出来なかったことと、フレッド・カップスのカニバルカードについての記載が、海外の文献には全く見あたらなかったことです。しかし、これらに関しては、今後に期待したいと思います。

今回も何人かの方にお世話になりました。特に田中貞光氏には、いろいろと貴重な助言を頂きました。そして、金沢の山崎真孝氏には、リン・シールスの原案を見せて頂き、大いに参考となりました。お礼を申し上げます。最後に、参考文献を記載して終わりとします。

■Cannibal Card 参考文献
1959 Lin Searles Owen Bros より商品として
1969 Roy Walton Cannibal Card Devils Playthings
1971 Matt Corin Cannibal Card Kabbala
1972 Bob Stencel Cannibal cards The Pallbearers Review Vol.8 (Dec)
1972 Lin Searles Pre-Cannibal Cards Epilogue No.14
1973 Lin Searles Cannibal Jacks The Pallbearers Review 8th Folio
1973 Lin Searles More Cannibals The Pallbearers Review 8th Folio
1973 Roy Walton Return of Cannibals Card Script
1975 Karl Fulves Kannibal Kards
1975 Edward Marlo Cannibal Cards The Linking Ring (Feb)
1975 Jon Racherbaumer The Uncanny Cannibals The Conjurer 1, 7
1975 Rick Johnsson Cannibal Cards Card Cavalcade 3
1976 Wesley James Cannibal Cards Epilogue Special No.4
1976 Alex Elmsley Elmsley's Cannibals Epilogue Special No.4
1976 Peter Biro The Cannibal Cards The Ascanio Spread
1976 Gene Castillon Colorful Cannibals Kabbala Vol.3 No.10
1976 Jon Racherbaumer Real Gone Missionaries Kabbala Vol.3 No.10
1977 Peter Duffie Cannibal Land Pabular Vol.3 No.11
1977 Edward Marlo A Slew of Cannibals Marlo's Magazine Vol.2
1977 Dave Solomon Womens' Cannibal Liberation Marlo's Magazine Vol.2
1977 Edward Marlo Cannibals-Cannibals Marlo's Magazine Vol.2
1977 Stephen Minch Anthropophagic Jacks Creations of A Magical Madman
1980 John Mendoza Missonarie's Revenge Book of John Verse two
1981 Jon Racherbaumer Canned Cannibals Lost Page of Kabbala
1981 Jean Jacques Sanvert Lost Page of Kabbala
1981 Danny Korem Lost Page of Kabbala
1981 Walt Lees Cannibal Act The Complete Walt Lees Cannibal Act
1982 Ben Harris Magic Manuscript ( 8 /9 )
1982 Edward Marlo Bitamin Cannibals Magic Manuscript ( 8 /9 )
1983 Jose Carroll Cannibals ! Effects and Presentations
1983 David Britland Flash Eaters Cardpolis
1984 Max Maven Choice Flesh Richard's Almanac 20 April
1984 Edward Marlo Return of The Cannibals
    Daniel McCarthey Suedes and Shades
1985 Chris Kenner The Overstuffed Cannibals 
    John Mendoza Explains The Right Stuff The Magic of Chris Kenner
1986 Edward Marlo The Sick Cannibals Thirty Five Years Later
1986 Randy Wakeman Smorgasbord Cannibals Thirty Five Years Later
        1989 Randy Wakeman Presents (Mike Maxwell) に再録
1988 Justin Higham What's Eating You ? Apocalypse Vol.11.No.2(Feb)
1988 Bill Goodwin The Cannibal Cards Lecture 1988
1990 Michael Powers A Case of Indigestion Top Secret Stuff
1991 Jose Carroll Cannibals ! 52 Lovers Vol.2
( 1991 Alex Elmsley Repulsive Aces The Collected Works of Alex Elmsley )
1996 Ariel Frailich The Cannibals and the Witch Doctor Card Stories
1997 David Solomon Cannibals Solomon's Mind (Eugene Burger)
1998 Robert Giobbi The Dance of Cannibals Card College Vol.3
1999 Guy Hollingworth Cannibal Card Drawingroom Deception
2001 Don England The Cannibals Eight Too Much Paradox ( Kevin Kelly )
2002 Darwin Ortiz Cannibal Holocaust Scam & Fantasies with Cards
2007 Joel Givens Hungry Cannibals Session ( Joshua Jay )
2008 Bruce Cervon Kanabial Bruce Cervon's Castle Notebooks Vol.2
2009 Dai Vernon Kanibal Trick 2 Bruce Cervon's Castle Notebooks Vol.4
2009 Paul Gordon Squeaky-Clean Cannibals The Unplanned Card Book

■日本の参考文献
1978 麦谷眞里 Regenbogensehen マスカレード・スペシャル No.1
          カメレオン屋敷の奇妙な体験
1982 こいわきじゅつ No.18 高木重朗訳 カール・ファルブスのカニバルカード
1984 こいわきじゅつ No.20 作者不明 食べちゃった 人喰い土人のカード
        ロイ・ウォルトンのリターン・オブ・カニバルを中心にした作品
1988 ビル・グッドウイン・レクチャーノート The Cannibal Card 長谷和幸訳
1991 クリス・ケナー・ジャパン・91 Cannibal Cards 柳田幸繁訳
 ?  ジョン・ジャック・サンベアー・レクチャーノート Cannibals 中村岳訳
1994 松田道弘のクロースアップ・カードマジック カニバルカード
1996 松田道弘のマニアック・カードマジック なつかしの名作カニバルカード
1999 松田道弘 現代カードマジックのアイデア カニバルカードの研究
       ロイ・ウォルトン、アッカーマン、ジェニングスの手順と私案カニバル
2001 松田道弘 トリックカード事典 フェイクカードを使ったカニバル2作品
2005 松田道弘 魅惑のトリックカードマジック 大喰いのカニバル、粗食のカニバル
2005 Max Maven パケット・トリック Ton・おのさか訳 消化 Choice Flesh
2006 松田道弘のオリジナルカードマジック 
       飽食のカニバル、テクニカラー・カニバル・メニュー
2006 ロベルト・ジョビーのカード・カレッジ 3 ダンス・オブ・カナバルズ 壽里竜
2008 松田道弘のシックなカードマジック オーバーラップ・カニバル
2009 ロイ・ウォルトンのカニバルカード 加藤英夫 Card Magic Library 第4巻
2009 谷英樹 Cannibal Amulet(人喰いの護符) SF Magic Festival Collection 5


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