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コラム



第1回 マジックに適したカードとは (2001.10.8up)




みなさんはじめまして、石田隆信です。

今回よりこのコーナーでは、「何でも好きなテーマで書いてください」と御指名をうけました。 マジックに関係したことで、最近興味を持っていることや、調べていること等を書いてゆきたいと思います。

まず最初に取り上げるテーマとして、「マジックに適したカードとは」という内容で調べたことを報告します。日本、アメリカ、ヨーロッパのカードを不十分ではありますが、調査しました。スペースの関係から、調査結果の概要のみ報告します。詳しい結果やカードにかかわる興味ある事柄は、2001年末に発行予定の「Toy Box, V」(パソコン通信メンバーを中心とした作品集)に掲載予定ですので、そちらの方も是非ご一読ください。

そもそも、このことを調べてみようと思ったきっかけは、最近になって日本製でマジックに適したカードとして販売されたカードがあったからです。私も購入して使ってみました。このカードが日本のほかのカードやアメリカ製の安価で購入可能となったカードに比べどうであるか興味を持ったからです。ただし、このこと自体の結論については、 ここでは触れないことにします。

カードのすべり(ファンやスプレッドのし易さ)、弾力性(スプリングやリフルのし易さ)、フェロウシャフルが可能かどうか (裏向きと表向きでの違いも調査)を中心に調べてゆきました。裏向きのフェロウシャフルとは、裏側を上にして下側からかみ合わせていく方法とします。なお、アメリカ製のカードに関してはバックの白い縁の上下左右差の有無の問題も調査しました。

日本製のカード

一般に流通しているカードの主流はプラスチック製です。しかし、紙製のカードも無論あります。その中には、アメリカ製と同等の弾力性とほど良いすべりのカードもありますが、全体的にはまだまだ負けているといえそうです。ただし、日本製のカードでアメリカ製よりすぐれている点があります。印刷のよさと白い縁の上下左右差がないことです。その反対に日本のカードの最大の欠点は、裏向きでフェロウシャフルできないカードが多いことです。無理にでも行おうとすると、エッヂを傷つけるか、押し曲げてしまうことになります。表向きであれば、なんとかフェロウシャフルができます。裏向きで出来ない理由は、カードのフェイス面のエッヂを見ればわかりますが、わずかにそりあがっています。これは裁断の時に裏側から結構強い力で裁断されたからかもしれません。

アメリカ製のカード

特に優秀な点は、弾力性とフェロウシャフルのし易さです。スプリングを行う上で、どのカードも使いやすかったといえます。わずかにやわらかめのカードや、硬めのカードがありますが、それは各人の好みの問題となります。フェロウシャフルは裏向きで行った場合、気持ち良いぐらいにスムーズに行えます。表向きでは少し入りにくいカードもありますが、使っているうちにエッヂが少しなめらかになるためか、割合スムーズに入るようになります。

日本製のように、一方の面のエッヂがそりあがっているというカードはありません。アメリカでの裁断は日本とは逆で、表から裏に向かって行っているようです。その結果として、裏向きの方がスムーズにフェロウシャフルができます。

ところで、あきらかに最近製造されたカードで、表向きでないとスムーズにフェロウシャフルが出来ないカードが見つかりました。”Bicycle 2000” ”B'zのCDに付いていた記念カード” ”2000年度のカレンダーが入ったBee””1999年の記載の入ったHoyleのカード”等です。

以前から同様のカードがありましたが、最近は特に目立っているような気がします。すべりに関してはスムーズにすべるカードがほとんどだと言えますが、中にはすべりにくいカードもあります。 すべりにくいカードは15年以上(?)封が開かれていなかったカードに多く見られます。しかし、数日間スプリングやフェロウシャフルを行ってカードをなじませていると、結構スムーズにすべってくれるようになります。その反対に、10年程前より、バイスクルをはじめとして、すべりすぎるカードが多くなりました。ブレーキが利きにくいのも、なれないと困りものです。

アメリカ製でもっとも問題なのが、白い縁に上下左右のズレがあることです。これが特に20年程前から目立ってきたように思います。ひどいカードでは、バックの模様がナナメになっているものもあります。ナナメのカードは使う気がしなくなります・・・。

ヨーロッパ製のカード

日本やアメリカ性に比べ、優れている点が絵や図柄のすばらしさです。すべりに関しては、すべりをよくするためにコーティングがしっかりされているためか、よくすべります。問題点をあげるとすれば、カードが硬いことです。スプリングが行い辛いか、出来ないカードもたくさんあります。かたくしていることは意味があるのでしょうが、マジックを行う上では不利になります。

フェロウシャフルはアメリカ製のようにスムーズには出来ません。しかし、日本製のように、裏向きでは不可能ということもありません。裏表で差はあるものの、ある程度は可能です。カードの銘柄によっても出来やすさには差があります。

今回の結論

今回の結論として(私の個人的希望も含めて)日本の紙製のカードは、良質のカード作りに努力されているメーカーもあるのですが、個人的希望を言えばフェロウシャフルが裏向きで可能な物を作ってほしい。少なくともエッヂの出っ張りが出ない裁断を考えてほしい。ついでに言えば、上では触れませんでしたが、紙製のカードケースの内側は底部以外は出っ張りが出ないケースを作ってほしい。デックをスムーズにケースへ入れにくいからです。

ヨーロッパ製は硬いカードが多い中、さがせばマジックに適したカードがあり、デザイン的にもすばらしいものがありますが、手に入りにくいことと、比較的高価になるおそれがある欠点があります。

アメリカ製は値段が比較的安価で手に入り、マジックに適したカードが多いといえます。また、種類もたくさんあります。すべりすぎの問題は、私個人としてはほどほどのすべりにおさえてほしい希望がありますが、現状でも探せば個人にあったすべりのカードは見つけることが出来ます。

白い縁の上下左右差は気にならない程度であれば問題ありませんが、ひどい場合は練習用か、特別なマジックに使うしかなさそうです。同じ銘柄のカードでも、購入する店を換えればましなカードが手に入る可能性があります。製造時期や機械により、差があるのかもしれません。

結局、最終的には個人の好みの問題もあり、自分にあったカードを探す努力はある程度必要と思います。 そして見つけたら、まとめて購入しておくことをおすすめします。


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