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第一部ではメンタルマジックの奇術・道具・マジシャンの基礎知識を解説。”事典”という名に相応しいボリューム・内容となっています。
第二部ではメンタルマジック各ジャンルを代表する作品を紹介。ほんのわずかなアイデアがこれ程までに偉大な効果を生み出すか、その演出の魔力をお楽しみ下さい。また、「メンタルマジックのいくつかの問題点」と「私のメンタルマジックのDo and do'nt」はマジックを演じる前に是非読んで頂きたい。たった2ページですがその内容は深く、マジシャンとしての在り方を考えさせてくれる良い機会となるでしょう。
「ありとあらゆる奇術の中で、予言と読心術ほど人の心を打つものはない」
- 近代マジックの父 ローベル・ウーダン -
メンタルマジックは客に与える心理的なショックの大きさにおいて、究極の演出形態といえます。 その魅力を日本で初めてのメンタルマジック事典で存分に味わって下さい。
【収録内容】
第1部 メンタルマジックの用語事典
(用語)
ESP、ウイジャ・ボード、セカンド・サイト、ドリームデック、スプーン曲げ、ネイル・ライター、ビリット・スイッチ、プリモニション、サイコメトリー、コックリさん、コールド・リーディング、読心術、ブックテスト、ミスコール、システム、記憶術、空中浮遊、メンタルマジック、PK、アウト、オープン・プレディクション、読心術、パラサイコロジー、7つの鍵 等。
(人名)
アル・ベーカー、セオドア・アネマン、ダイ・バーノン、テッド・レズリー、マックス・メイビン、ポール・カリー、ラリー・ベッカー、Mr.マリック、マーチン・ガードナー、アル・コーラン、アル・マン、コナン・ドイル、ユリ・ゲラー、ダベンポート・ブラザーズ、ハリー・フーディーニ、ライン博士、ゼナー博士、アーサー・ロイド、ローベル・ウーダン、キューダ・バクス、ロバート・ネルソン、スコット・レジナルド 等。
第2部 メンタルマジックの実際
・読心術トリック
「炎の読心術をめぐって」
センターテアの方法、演出、歴史的な発展過程。センターテアの問題点は読み応え十分です。
「プリンセス・カード・トリックのあの手この手」
原案と改案3種類を紹介。トリックカードを使った解決法、アネマンのサトルティーが効いた解決法、バーノンのテクニックを使った解決法。バーノンによるアネマン批判の小話が面白い!
・偶然の一致を演出する
「Do as I do トリックをめぐって」
観客が選んだ好きなカードとマジシャンが選んだ好きなカードが一致します。シンプルな現象ながらインパクトは大きい。
「Do as I do の変形」
ポール・カリー、パトリックペイジの方法を紹介。どちらとも絶妙なアイディアです。
・予言トリック
カットフォース、フリップフォース、フレキシブルフォース、ヘンリークライストのフォースを紹介。
「刑事コロンボの予知能力」
『魔術師の幻想』の1シーンを紹介。マルティプル・アウトの原理を使った古典トリック。
「コーランの予言」
3人の観客に尋ねた質問の答えを予言しています。サトルティーを効かせ、単純化に成功した傑作トリックです。
・数理応用のメンタルマジック
「ナイトの旅行」
チェスの駒『ナイト』の独特な動きを使った数学パズル。この原理を用い、アメリカの奇術師ハリー・ケラーは1級のメンタルマジックに仕上げました。
「25枚のカードトリック」
5人の観客に5枚ずつ渡します。それぞれの観客はその中から1枚のカードを心の中で覚えてもらいます。別の観客にカードを集めてもらい、よくシャッフルします。マジシャンは5枚ずつカードを広げ観客の思ったカードがあるか聞くだけで、その思ったカードを次々と当てていきます。
-メンタルマジックの傑作です。一生のレパートリーとなることでしょう-
・PKトリック2題
「赤松洋一のPKモーター」
グラスとコルクで密閉された空間にある紙片が念力で回転します。
「ビジュアルなスプーン曲げ」
スプーンの柄を親指と人指し指の指先で持ち念力を送ると、どんどん曲がっていきます。最後には90度まで曲がります。
・メンタルマジックのルーティン
「スカーニーの読心術トリック」
「アル・コーランのミラクル・アクト」
ルイス・ギャンソン絶賛のカードマジック。ギミックは簡単に作れますが、その効果は計り知れません。マジシャンもひっかかってしまいます。
「私案ESPカード・ルーティン」
3段からなるルーティン。よく出来たルーティンです。第一段は泡坂妻夫の「サイコ」の改案。マジシャンが出すカードを観客が予知して同じカードを出していきます。第二段は観客の思ったカードを当てます。第三段は5枚のESPカードを1枚ずつ5つの封筒にいれ、観客が自由に残した1枚の封筒の中のカードを見事予言しています。
・メンタルマジック20選
古今東西の名作メンタルマジックを紹介。「デビット・ホイのブックテスト」、「アウト・オブ・サイト、アウト・オブ・マインド」、「ブレインウェーブデック」、「パワー・オブ・ソート」など。
・参考文献
22冊を紹介。どれもメンタルマジックの研究には欠かせない良書です。
・メンタルマジックのいくつかの問題点
4つの問題点を列挙。メンタリストのモラルについては必読。
・私のメンタルマジックのDo and don't
メンタルマジックを演じる上での心構え。是非読んで下さい。
全203ページ
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