スペインの至宝ダニ・ダオルティスの新しい作品集です。
強烈なカードエフェクト24作品が4枚のディスクに収録されています。『ユートピア』、『リローデッド』に並ぶ大作ですが、メーカーが変わり非常にお買得になりました。ただ、かなりカジュアルに作られており、プロダクトとしての洗練度は劣ります。
作品レベルは相変わらず圧倒的です。サイコロジカル・テクニックによる力技という感もありますが、そこを極めれば不可能などないというのがよくわかります。高度な原理とスキルを、磨きがかかった名人芸から学んでください。
桁違いのカードマジックがしたいなら必見です。
スペインの至宝ダニ・ダオルティスが手の内すべてを公開!
ダニ・ダオルティスの驚異、再び!
このディスクにはダニの未発表作が収録されています。
- Full Concordance
- カードを配っていき、4人の観客に順番にストップと言ってもらい4つの山を作ります。余ったカードを数えてもらうと10枚。各山のトップを見ると10がそろっています。
- Cards To Order
- 数枚のカードを取ってもらい、テーブルに1枚ずつ並べます。残りの観客に数枚ずつカード取っていってもらい、さっき並べたカードに沿わせてパケットを並べます。並べたカードの数字と横のパケットの枚数が一致します。カードから1枚選んでもらうと、それがスペードのエースで、パケットを集めてスプレッドのするとスペードの2~Kがそろっています。
- The Dagger
- 3枚のカードを引いてもらいデックに戻します。ナイフを横から挿すとそこに観客のカードが1枚あります。次は観客にナイフを挿してもらいますが、やはりそこが観客のカードです。最後はナイフをデックの上に突き刺して持ち上げると観客のカードのところで分かれます。
- Real Triumph
- 観客にテーブルの下でデックを裏表で混ぜ合わせてもらいます。それが全部裏向きの状態になります。
- Hofzinser Bill
- 紙幣を1枚出してもらい、それを丸めてもらいます。カードを1枚ずつ配ってもらい、ストップがかかったところのカードを並べていきます。5枚並んだところで、紙幣を広げてもらうと、紙幣のシリアルナンバー通りに5枚が並んでいます。
- A New Force
- 1枚選んでもらってデックに戻します。カードを配っていき好きなところで止めてもらいます。そこには観客のかーどは無く、隣のカードを見ますがそれも違います。好きな数字を言ってもらい、その枚数目のカードを見ますがそれも観客のカードではありません。デックを表向きに広げると全てのカードが観客のかーどになっています。
ダニの新作が続きます。
- Poker A Petición
- 観客の指定したポーカーハンドを観客の指定したプレイヤーに配ります。
- From The Pocket
- 赤デックを混ぜてもらい、青デックから好きな2枚を選んでもらいます。赤デックをポケットに入れてもらい、そこから2枚を取り出します。これが青デックで選ばれた2枚と一致します。
- Hofzinser Bill 2
- DISK1に収録されているHofzinser Billの別バージョン。
- Card To Mouth
- 四つ折りのカードを咥えて始めます。カードを1枚引いてもらいサインをしてもらいデックに戻します。咥えているカードを広げるとサインドカードです。
- Illogical
- スペードをA~Kの順に並べてから、数カ所入れ換えます。観客の指示で数カ所入れ換えてもらうと元の順に戻ります。入れ換え方を複雑化していきますが、観客の指示する位置で入れ換えていくと元の並びに戻ります。
理論と実践のディスクです。エスティメイショを利用する3作と、思ったカードを当てる2作、水平思考に関する1作が収録されています。
- Lonely
- カードを選んでもらい、デックに戻して混ぜます。デックをいくつかのパイルに分けてもらい、各パイルから1枚、観客のカードがあればそれを、なければ関係のないカードを抜き出してもらいます。その数枚を受け取りって置くと、それが1枚になりそれが選ばれたカードです。
- Only a Idea
- デックから適当な枚数を持ち上げてもらい、ボトムカードを観客全員で覚えたら、デックを元に戻してもらいます。デックを混ぜてから手渡して、各観客にカードを分配してもらいます。それぞれにパケットを見てもらい、選ばれたカードがあるを確認してもらいます。パケットを回収してから、誰が選ばれたカードを見たかを聞き、そのカードを見つけ出します。
- Vernon's ACAAN
- ダイ・バーノンのCAAN
- Invisible Spelling
- 見えないデックから1枚覚えてもらいます。見えるでデックでそのカードをスペリングするとそのカードが出てきます。
- Choose & Thought
- 混ぜてもらったデックを広げ、2人の観客に互いに選んだカードを入れ替えてデックに戻してもらいます。それを混ぜてもらってから、裏向きに広げて2人のカードを言い当てます。
- Triple Location
- デックをスプレッドし3人に1枚ずつカードを取ってもらい、だいだい同じ位置に戻してもらいます。そこから3人のカードを当てます。
セミ・オートマティックのトリックが収録されています。実は、あまりオートマティックではありませんが、そのぶん不思議です。
- ACANN By Packets
- カードを選んでもらいデックに戻して混ぜます。別のデックを3つに分け、それぞれを混ぜてもらいます。3つの山のトップカードをめくり、それらの数字を合計します。その数の枚数目に選ばれたカードがあります。
- The Lucky Magician
- カードを選んでもらい、デックに戻して混ぜます。デックをカットしてもらい、分け目のカードの数字の分だけ残りのカードから配ってそこのカードをめくります。そのカードの数字の枚数文をまたくばりめくる、というのを繰り返します。最終的に止まる位置に観客のカードがあります。
- The Position
- 1枚選んでもらい、デックに戻しても混ぜます。別のデックから1枚をひっくり返してデックに入れてもらいます。その引っくり返ったカードの数字の枚数目に選ばれたカードがあります。
- The Three Cards
- デックを叩くと観客に選んでもらった3枚がテーブルを貫通します。
- The Blind Card
- 選んだもらったカードが、別途選んでもらった4枚のカードの数字を合計した枚数目から出てきます。
- Impossible Location
- カードを選んでもらってからデックを完全にカオスな状態にしますが、カードを当てることができます。
- Chaotic Coincidence
- 2枚の予言を出してから、デックを2つに分けて2人の観客に1つずつ渡します。テーブルの下でそれぞれパケットから1枚を抜き出してもらい、2人でそれを交換してリバースしてパケットに戻してもらいます。リバースされているカードが予言と一致します。